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まずゲーミングパフォーマンスを見てみよう。ゲーミンググラフィックスの指標と言えるULの3DMarkでは、DirectX 11のFire Strikeが24152、DirectX 12のTime Spyが9226という結果が出た。Fire Strikeのスコアはとくにeスポーツタイトルでのフレームレートの目安になるかもしれない。1万点どころか2万点を超えるスコアは高画質設定で200fpsというプレイが視野に入る。Delta 15が240Hzのディスプレイを採用しているのは余裕を持たせているのではなく、このスペックなら実際に240fpsでのプレイが可能だということだ。
では実ゲームタイトルベースのベンチマークとして重量級タイトルを3つ紹介しよう。Assassin’s Creed: ValhallaとFINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク、Red Dead Redemption 2を試してみた。
Assassin’s Creed: Valhallaは画質プリセット:最高時で平均67fps、高+時で71fps、高時で75fpsだった。60fpsが快適プレイの目安であるので最高画質でも大丈夫だ。
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークは高品質時で7598(快適)、標準品質時で11770(とても快適)、軽量品質時で14512(非常に快適)といった結果だ。このベンチマークの場合、快適判定でも60fpsを満たしているわけではない。しかし、詳しくは後述するが高品質時もかなりなめらかな映像で楽しめる。
Red Dead Redemption 2は精密度プリセットレベルで画質優先の最大設定を選んで115.016fps、同バランスの最大設定を選んで121.517fpsといった結果だった。こちらは100fpsを有に超えているためとくに調整することなく高画質を堪能することができる。
さて、平均60fpsというのは、もちろんこれよりも高フレームレートの瞬間もあり、一方で60fpsを下回るフレームレートの瞬間もある。一般的にV-SYNCオフの際に画面の上から下へ書き換え途中で次の映像が割り込むテアリングが生じたり、一方でV-SYNCオンでは60fpsを下回った際に映像が一瞬カクカクするスタッタリングが生じたりすることがある。しかしDelta 15はAMD FreeSyncに対応しており、そうした現象が生じない。GPUが描き出す映像とディスプレイの書き換えが同期するため、よほど低フレームレートになる瞬間がないかぎりスムーズな映像が維持される。