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「BF 2042」など話題のゲームを4K&WQHDで楽しみたいなら、ASRock「Radeon RX 6900 XT Phantom Gaming D 16G OC」がイチオシだ(2/2)

藤田 忠 編集●市川/ASCII

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

「バトルフィールド 2042」など注目ゲームタイトル3本を遊んでみた

ここからは、Radeon RX 6900 XT Phantom Gaming D 16G OCのゲーミングパフォーマンスを、最新のゲームタイトル3本で検証していきたい。検証では「バトルフィールド 2042」のほか、「Far Cry 6」「Halo Infinite」(マルチプレイヤーベータ版)も試してみた。検証で使ったテスト環境機のスペックは以下のとおりだ。

テスト環境機のスペック
CPU AMD「Ryzen 9 5900X」
(12コア/24スレッド、3.7~4.8GHz)
CPUクーラー ARCTIC「Liquid Freezer II 280 Rev.4」(280mmラジエーター)
マザーボード MSI「MEG X570 UNIFY」
(AMD X570、ATX、BIOS Ver 7C35vAA)
メモリー G.Skill「DDR4-3600 F4-3600C16D-32GTZNC」
(DDR4-3600 16GB×2)
ビデオカード ASRock「Radeon RX 6900 XT Phantom Gaming D 16G OC」
(Radeon RX 6900 XT、GDDR6 16GB)
SSD Western Digital「WD_Black SN850 NVMe WDS200T1X0E-00AFY0」
(PCIe4.0 NVMe 2TB)
電源ユニット SUPER FLOWER「LEADEX PLATINUM SE 1000W」
(80PLUS PLATINUM、1000W)
OS Microsoft「Windows 11 Pro(21H2)」

まずは、最大128人の対戦が楽しめるバトルフィールド 2042だ。「グラフィックのクオリティー」を「最高」に選択し、フレームレートを計測してみた。

検証では、ゲームモード「ソロ&協力プレイ」で、コンクエストのマップ「マニフェスト」をプレイしている。本機はWQHD&4KゲーミングをターゲットにしたハイエンドGPUなので、ここではWQHDと4K解像度を選択した。なお、フレームレートは「CapFrameX」で計測している。

144Hzの張り付きは厳しいが、WQHD解像度では平均124.3fpsとゲーミング液晶との組み合わせもオッケーだ。4K解像度も平均83.2、最小1%(パーセンタイル点)もギリギリだが60fpsを超えている。

もう少しフレームレートに余裕がほしいところなので、画質プリセットを「通常」まで落として、WQHD解像度で30分ほどガッツリプレイしてみた。通常でも大きくフレームレートは伸びなかったが、30分間のプレイで平均は133fps、最小1%(パーセンタイル点)は84.7fpsとなった。ゲーム中に気になるカクツキはなく、快適にプレイできた。

バトルフィールド 2042を30分ほどプレイした際のフレームレートを「CapFrameX」で記録

続いては重量級ゲームのFar Cry 6を試していこう。60fpsを維持できれば問題ないゲームタイトルだが、最高画質+高解像度テクスチャーの適用+レイトレーシング(DXR反射とDXRシャドウ)をオンにした際の負荷はかなり強烈になっている。ここでは画質を最高に設定し、WQHD&4K解像度で内蔵ベンチマークを実行している。

その結果だが、WQHD、4Kともに平均フレームレートは60fpsオーバーを記録している。高精細なWQHD、4K解像度を活かした最高の画質品質で、Far Cry 6の世界を楽しめることがわかる。

実際に、最序盤の「サントアリオ島」を4K解像度、最高設定で40分ほどプレイしてみると、60fpsを切るシーンも多々あったが、平均フレームレートは66.1fpsになった。

多少、敵との戦闘シーンでカクツキを感じることもあったが、Far Cry 6はAMDがオープンソースで提供するアップスケーリング技術「FSR(FidelityFX Super Resolution)」に対応しているので、画質をある程度維持しながら、フレームレートの向上が狙える。Far Cry 6を最高設定でプレイしたい場合は、FSRを活用してみるといいかもしれない。

Far Cry 6を40分ほどプレイした結果

Far Cry 6は「FSR(FidelityFX Super Resolution)」に対応するゲームタイトルだ。モードは「最高クオリティ」や「クオリティ」がおすすめだ

なお、今回試したゲームタイトルでFSRに対応するゲームはFar Cry 6のみだが、対応するゲームタイトルは徐々に増えている。「DEATHLOOP」や「Call of Duty: Vanguard」などのAAAゲームタイトルも対応済みだ。

「FSR」対応ゲームタイトルは、発表当時からは2倍近くに増えている

最後は12月9日に発売された「Halo Infinite」だ。新たなマスターチーフの物語が綴られるキャンペーンも気になるところだが、マルチプレイのアリーナモードも超楽しい。本編の発売前からマルチプレイヤーのベータ版が公開されていたので、ここではマルチプレイヤーベータ版を使ってフレームレートを計測してみた。

計測には、マルチプレイ対戦に挑む前に練習できる「アカデミーモード」を利用している。画質は「品質のプリセット」で「ウルトラ」を選択し、WQHD&4K解像度で、複数の建物があるマップ「BAZAAR」をプレイした際のフレームレートをCapFrameXで記録している。

マルチプレイヤーベータ版のフレームレートだが、WQHDでは平均フレームレートは98.3fpsを記録し、最小1%も82.2fpsになっている。4K解像度も、ギリギリだが60fpsプレイが可能といった印象だ。とはいえ、ゲーミング液晶と組み合わせてのプレイは、画質、解像度ともにそれなりに下げる必要がありそうだ。製品版&ドライバーの最適化に期待したいところ。

Radeon RX 6900 XT Phantom Gaming D 16G OCで
WQHD、4Kゲーミングを思う存分満喫しよう

レイトレーシングを含めて最高峰のゲーミング環境を狙うなら、GeForce RTX 3080 Tiだが、少しでもコストを抑えながらゲーミングパフォーマンスを求めるなら、17万円を切ったRadeon RX 6900 XT Phantom Gaming D 16G OCがおすすめだ。

オーバークロックが容易に楽しめる機能に加え、バトルフィールド 2042やFar cry 6などの最新ゲームタイトルはWQHD、4Kの解像度で快適に遊べる。さらに、FSRに対応するゲームタイトルが続々と増えてきている点も留意すべきだ。これらを踏まえると、ハイエンドモデルのRadeon RX 6900 XT Phantom Gaming D 16G OCを検討する価値は十分あるといえるだろう。

Radeon RX 6900 XT Phantom Gaming D 16G OCは、少しでもコストを抑えながらゲーミングパフォーマンスを求める人にオススメだ

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