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高性能なRyzen搭載パソコンでリッチなゲーム体験を楽しもう
近年、パソコン(PC)でゲームを遊ぶゲーミングPCがすっかり定着してきたように感じる。以前より動画配信者によるゲーム実況などは人気があり、日本国内でもeスポーツシーンが盛り上がってきていたところに、巣ごもり需要で家庭内での趣味に目が向き始めたことで一気に認知度が高まったという印象だ。
そんなゲーミングPCの魅力といえば、大型有名タイトルからコンシューマーゲーム機では出ていないインディーズタイトルに至るまでの豊富なゲームラインアップが揃っている点。そしてコンシューマーゲーム機以上に綺麗な画質、高いフレームレートで楽しむリッチなゲーム体験も挙げられるだろう。
綺麗な画質で、ヌルヌルと動作でゲームを楽しむためには、PC自体にも優れた性能が求められる。そこでオススメなのがゲームにおいても高い性能を発揮するAMD製のCPU Ryzenプロセッサーを搭載するゲーミングPCだ。これまでにもRyzenプロセッサーを搭載するゲーミングPCは各社より多数販売されており、今回紹介するサードウェーブのゲーミングPCブランド「GALLERIA」のゲーミングPCもそのひとつだ。
サードウェーブは全国にPCショップ「ドスパラ」を展開し、古くは90年代からオリジナルPCやPCパーツ、PC周辺機器を販売してきた実績がある。GALLERIAは、そんな長年蓄積されたPCパーツのノウハウが注ぎ込まれたゲーミングPCと言える。また、サードウェーブおよびGALLERIAはeスポーツをはじめとするさまざまなゲーミングシーンを支えてきていることでも有名だろう。
さて、さまざまなPCパーツで構成されるゲーミングPCは、搭載するPCパーツによって発揮する性能が大きく変わる。もちろん、高性能になるほど価格も高くなるので、ユーザー自身が求めるゲーム体験と予算の関係から必要な性能を見極めて、それに合致したゲーミングPCを選択する必要がある。
サードウェーブでは多くのユーザーのニーズに応えられるよう、さまざまなPCパーツを組み合わせた幅広いGALLERIAゲーミングPCのラインアップを揃えている。今回はその中から以下の5つのモデルをおすすめしたい。
PCはいろいろなパーツで構成されていて、難しく感じてしまう人もいるかと思うが、ゲーム用途で主要なパーツとして押さえておきたいのは、CPUとGPUだ。
今回おすすめする5つのモデルのCPUは、いずれも複数の作業をする際に非常に優秀で、近年注目を集めるAMD製の「Ryzenプロセッサー」を採用している。「Ryzen 9」「Ryzen 7」と種類があるが、基本的に数字が大きい方が、より高い性能を持っている。
CPU型番の作り
GPUを搭載するビデオカードやグラフィックボードと呼ばれるパーツに関しても同じ。AMD製のRadeon、NVIDIA製のGeForceとメーカーによって多少型番が異なるが、「Radeon」は「Radeon RX 6900 XT」(以下、RX 6900 XT)、「Radeon RX 6700 XT」(以下、RX 6700 XT)となり、6000が世代で、“9”と“7”が性能を表す。NVIDIA製の「GeForce」は「GeForce RTX 3060」(以下、RTX 3060)と、3000が世代で“6”が性能と覚えておけば良い。
GPU型番の作り
そんな幅広いGALLERIAのラインアップの中から、今回はゲーミングPCで中程度の性能を持つ「GALLERIA XA7R-R36T」(以下、XA7R-R36T)を紹介したい。プロセッサーにAMD「Ryzen 7 5700G」、ビデオカードにNVIDIA「GeForce RTX 3060 Ti」を搭載し、標準構成では16GBメインメモリと1TBのM.2 NVMe SSDを搭載するゲーミングPCとなっている。
プロセッサーとビデオカードはいずれも高性能寄りの中程度に属する性能を持つPCパーツで、XA7R-R36Tがターゲットとするゲーム体験は高解像度WQHD(2560×1440ドット)で、ヌルヌル動作可能なゲーム体験だ。
解像度とは、1インチにどれだけドット(PCはドット「点」を敷き詰めて文字や画像を表現している)が含まれているかを示している。そのため、より高解像度な程に文字や画像が高密度で描かれ、輪郭が滑らかに表示される。4K(3840×2160ドット)は非常に高精細でゲームを表示できるが、PCの性能も最上位のものが求められ、環境を揃えるにはとても高価になる。逆に導入が簡単で手に入りやすいフルHD(1920×1080ドット)では、ややキャラクターの輪郭がぼやけるなど、物足りなさを感じる。
解像度の違い
そこで、近年人気なのが大きさが27型以上のWQHD解像度のディスプレーだ。解像度と共に競技性の高いFPSなどで重要になるのがフレームレート(単位:fps)だ。フレームレートは、1秒間に表示される静止画の数で、アニメーションの場合は24fps、一般的なテレビで60fpsで表示されている。テレビやディスプレーでは、1秒間に画像が書き換えられる回数であるリフレッシュレート(単位:Hz)が関係し、120fpsでゲームをプレイする場合は、120Hz以上のディスプレーが必要になる。
近頃はWQHDで120Hzに対応するゲーミングディスプレーも手ごろな価格になってきているので、FPSやレースゲームをプレイする人には人気となっている。XA7R-R36Tは、このWQHD解像度で十分なゲーミング性能を発揮できるのか、さまざまなゲームタイトルで検証していきたい。