3つのシーンでフレームレートを計測
レイトレーシングも有効にしてテストを実施
Marvel’s Spider-Man Remasteredのテストを行うにあたり、今回は序盤の「事件現場のタイムズ・スクエアまでの移動」と「事件現場での戦闘」、そして「次の事件現場までの移動」といった3つのシーンをチョイス。それぞれのシーンにおけるフレームレートを表に示すテスト環境で、グラフィックスカードを変えながら計測した。
テスト環境は以下のとおり。
【テスト環境】 | |
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CPU | AMD「Ryzen 9 5950X」 (16コア/32スレッド、最大4.9GHz) |
マザーボード | ASRock「X570 Taichi」(AMD X570) |
メモリー | 8GB×2、DDR4-3200 |
ビデオカード | ASRock「AMD Radeon RX 6950 XT OC Formula 16GB」 (Radeon RX 6950 XT)、 ASRock「AMD Radeon RX 6800 XT Phantom Gaming D 16G OC」 (Radeon RX 6800 XT)、 ASRock「AMD Radeon RX 6750 XT Phantom Gaming D 12GB OC」 (Radeon RX 6750 XT)、 ASRock「AMD Radeon RX 6650 XT Challenger D 8GB OC」 (Radeon RX 6650 XT) |
ストレージ | Plextor「PX-512M9PeG」 (512GB M.2 SSD、PCIe 3.0) |
電源ユニット | SilverStone「SST-ST1200-G Evolution」 (1200W、80PLUS Gold) |
OS | Microsoft「Windows 10 Pro 64bit」 |
なお、Marvel’s Spider-Man Remasteredでは「非常に高い」「高い」「中間」「低い」「非常に低い」と5つのプリセットが用意されており、今回は描画負荷が最も大きくなる「非常に高い」を選択。さらに、レイトレーシングリフレクションの設定も有効にしたうえで、「反射解像度」と「ジオメトリディテール」の設定は「高い」に指定してテストを実施している。
さらに、今回はRadeonシリーズのGPUでのみテストを行うため、AMD FSR 2.0は有効にしてゲームをプレイしている。また、フレームレートの計測には「CapFrameX」(Version 1.6.9)を使用し、以下、グラフ中に限り、1パーセンタイルフレームレートを「Minimum(1%)」と表記することをここで断っておく。
なお、AMDはグラフィックスドライバである「AMD Software Adrenalin 22.8.1」で、Marvel’s Spider-Man Remasteredへの対応を果たしている。今回、テストに使用したドライバは22.8.2であるため、8.1での対応内容も適用した状態であることも付け加えておきたい。それ以外のテスト環境は表のとおりとなる。