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【AMDチップセットマザーボードレビュー第52回】

優れたOC機能や拡張性、見た目のカスタム性がてんこ盛り!X670E最上位の「CROSSHAIR X670E Extreme」(3/3)

宮崎真一 編集●AMD HEROES編集部

ANIME MATRIX LEDディスプレーやLiveDashなど
視覚的な独自機能を搭載

CROSSHAIR X670E Extremeならではの特徴も紹介しておこう。CROSSHAIR X670E Extremeには、ROGファンコントローラが付属しており、同社の独自機能「FanXpert 4」を介して、6つのピンヘッダに接続されたファンを監視することができる。

さらに、このファンコントローラには、温度センサーヘッダが2つ、aRGBヘッダも6つ用意さrているため、PC内のファンだけでなくLEDも合わせて制御可能だ。

付属するROGファンコントローラ

さらに、ポンプ用のピンヘッダが2基実装され、水冷クーラーにも柔軟に対応できるほか、液体窒素などで冷却する際の「LN2モード」にも対応している。冷却関係が充実している点は、さすがROGシリーズの中でもオーバークロック向けを意識した上位モデルだ。

そのほか、I/O部と電源部の間に設けらたカバーと、PCIe x16スロットすぐそばのM.2スロットのヒートシンク兼カバーには、「ANIME MATRIX LEDディスプレー」を搭載。これは、RGBグリッドのミニLEDにより構成され、ゲームのサウンドに合わせたり、人の声のリズムに合わせてパルス点灯させたりと、個性的なイルミネーションを行うことができる。

さらに、同社お馴染みの「AURA SYNC」で、基板裏面に実装されたLEDのほか、ROGファンコントローラに接続したLEDを一括制御可能。PCIe x16スロットすぐ脇には「LiveDash」と呼ばれる2インチのOLEDパネルが実装され、起動時のPOSTコードのほか、CPU温度や電圧、ファンの回転数などをリアルタイムで通知することも可能。

電源部とI/O部の間のカバーに実装されたANIME MATRIX LEDディスプレー

PCIe x16スロットのすぐそばに実装されたLiveDash。ハードウェアモニタリングのほか、アニメーションを表示することもできる

起動時のPOSTコードは、基板右隅に実装された2桁の7セグメントLEDでも通知される

付属品に目を移すと、磁石で固定する「グラフィックカードホルダー」も用意されており、重量級のグラフィックスカードでもPCie x16スロットに掛かる負荷を低減できる点はありがたい。

パッケージにはグラフィックカードホルダーも同梱されている

マザーボードとして非常に高価なモデル
オーバークロックなどの用途では魅力

以上のようにCROSSHAIR X670E Extremeは、AMD X670E搭載モデルの最上位モデルらしく、非常に多機能ながらも安定性に配慮した丁寧な作りが印象的なマザーボードである。CROSSHAIR X670E Extremeの価格は、実売で14~17万円ほどと、マザーボードとしては非常に高価。

ただ、CPUを動かすだけであれば1~2万円のマザーボードでも十分だが、長期にわたって安定した動作を求めたい、オーバークロックなどを試したいといった需要に加えて、高負荷な状況で長時間稼働し続けるとった用途が想定されるのであれば、このCROSSHAIR X670E Extremeは有力な選択肢になることは間違いない。

●関連サイト

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