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「Overwatch 2」では高解像度で好勝負
「Overwatch 2」では、画質“エピック”を選択し、レンダースケール100%、フレームレート上限600fps、FSR 1は無効とした。マップ“Eichenwalde”におけるBotマッチを観戦中のフレームレートを計測した。
まずフルHDではトップがRTX 4080となったものの、WQHD→4Kと解像度をあげるに従いRX 7900 XTXがじりじりと追い上げ、最終的に4Kでは最低フレームレートでもRX 7900 XTX>RTX 4080となった。
一方RX 7900 XTはRTX 4080の20%程度下に位置しつつも、RX 6950 XTに対しては平均フレームレートで2~7%上回る。しかし、RX 7900 XTX/RX 7900 XTともに低解像度では最低フレームレートが逆に伸びないなど、先のNeed for Speed Unboundと似た暴れっぷりをみせた。
Overwatch 2でも解像度に関係なくTBPが上限一杯にほぼ張り付くパターンとなっている。
フレームレートが最もRX 7900 XTXに有利になった4K環境においても、RX 7900 XTXのワットパフォーマンスはRTX 4080よりも15%程度低い。
最低フレームレートが伸び悩む
「Rainbow Six Siege」
「Rainbow Six Siege」では、APIにVulkanを選択した上で、画質“最高”、かつレンダースケール100%に設定。ゲーム内ベンチマーク再生中のフレームレートを計測した。
RX 7900 XTX/RX 7900 XTは平均フレームレート以上に最低フレームレートが伸び悩む点に注目したい。前世代のRX 6950 XTと最低フレームレートが大差ないという点では、ドライバーの熟成度に問題がある可能性が非常に高い。
とはいえ、ここ最近のRainbow Six Siegeはアプリそのもの挙動も微妙な感じ(Arc Aシリーズ&DirectX 11での謎挙動、一時期ベンチマークがすんなり動かなかったなど)であるため、一方的にAMDを責めるつもりはない。
ここでも解像度によりTBPが激変する(=負荷が低いとビデオカード自体の消費電力も下がる)RTX 4080と、解像度を変えてもTBPはほぼ横ばいのRadeon勢が非常に対照的だ。
もともとのフレームレートが高いため10Wあたりのフレームレートも相対的に高くなるが、グラフの傾向としてはNeed for Speed UnboundやOverwatch 2に近いものがある。