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AV1エンコードの画質に確かな手応えあり!

AMD Radeon RX 7900 XTX/XTがRTX 4080を上回れるのか?【後編】(5/8)

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

フルHD~WQHDでは快勝をおさめた
「アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション」

 「アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション」ではシナリオ“アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝”を選択。画質は最高画質だが、解像度はデスクトップの解像度を直接変更して調整している(排他的フルスクリーン表示を使わないゲームであるため)。チャプター10開始直後から一定のコースを移動した際のフレームレートを計測した。

アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション:1920×1080ドット時のフレームレート


アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション:2560×1440ドット時のフレームレート


アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション:3840×2160ドット時のフレームレート

 フルHDとWQHDではRX 7900 XTXがRTX 4080に対し平均でも最低でも高いフレームレートを出している。4Kになると最低フレームレートで負けてしまうものの、平均フレームレートではRTX 4080と同等のパフォーマンスを叩き出した。一方RX 7900 XTはフルHDではRTX 4080より上に立つものの、WQHDより上の解像度ではフレームレートが伸ばせていない。

アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション:ベンチマーク中のTBPの平均値

 ベンチマーク中のTBPの傾向はこれまでと同傾向。RX 7900シリーズは解像度を変えてもTBPはほぼ変化しないが、RX 6950 XTはしっかり変化しているので、Radeon環境ではTBPは解像度と連動しないのではなく、RX 7900シリーズが常時同じようなパワーで処理していると言うべきか。


アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション:各解像度におけるTBP 10Wあたりのフレームレート

 解像度によりTBPが変化するRX 6950 XTのワットパフォーマンスがRX 7900シリーズのそれに近くなっている。ここでもワットパフォーマンス的に優秀なのはRTX 4080だった。

RTX 4080にあと一歩及ばず
「Tiny Tina's Wonderlands」

「Tiny Tina's Wonderlands」ではAPIにDirectX 12、画質“バッドアス”とした。ゲーム内ベンチマーク再生中のフレームレートを計測した。

Tiny Tina's Wonderlands:1920×1080ドット時のフレームレート


Tiny Tina's Wonderlands:2560×1440ドット時のフレームレート


Tiny Tina's Wonderlands:3840×2160ドット時のフレームレート

 ここではRX 7900 XTXはRTX 4080にかなり食らいついているが、あと一歩のところで及ばず。またRX 7900 XTは微妙にRX 6950 XTに負けるなど、全体に奮わない印象で終了した。

Tiny Tina's Wonderlands:ベンチマーク中のTBPの平均値

 RX 7900シリーズのTBPは解像度に関係なく高いというのは共通。ただRTX 4080のTBPもレイトレーシング非対応(=RTコアを使わない)なゲームではOverwatch 2についで高い。後ほど検証するTBP検証では、このTiny Tina's Wonderlandsを利用することにしよう。

Tiny Tina's Wonderlands:各解像度におけるTBP 10Wあたりのフレームレート

 RTX 4080の消費電力が大きいゲームであったため、RX 7900シリーズのワットパフォーマンスとの差はそれほど大きくない。ただフレームレートでライバルを上回ることができない以上、ワットパフォーマンスでも上回れない点は必定である。

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