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【AMD Gaming Blog】デスクトップPCについて話しましょう。お使いのプラットフォームはあなたにとって投資か、それとも負債か?

文●ドン・ウォリグロスキー氏 編集● AMD HEROES編集部

プラットフォームのお話:コスト、寿命そして価値

このように考えるのは奇妙かもしれませんが、PCのプラットフォームは投資か負債かのどちらかです。
投資であれば、何年にもわたって利益をもたらし続け、負債であれば時間が経つにつれて制限され、PCの価値をさげてしまうことになります。では、どのような利点や制限があるのでしょうか。

AMD Ryzen™ プロセッサーより以前は、PCユーザーは新世代プロセッサーを入手する場合、まったく新しいプラットフォームを購入する必要があると想定していたことを忘れてはいけません。マザーボードの中には、1世代だけアップグレードできるものもありますが、対応製品は非常に限定されているものでした。プラットフォームは負債であり、将来的なアップグレードの価値はないのです。

AMD Ryzen™ プロセッサーは、AMD Socket AM4 マザーボードと一緒に登場しました。当時 AMD は、このプラットフォームの長期対応を約束しました。 AMD は、同じプラットフォームで数年にわたり複数世代のアップグレードに対応できることを証明し、ユーザーのシステムが最先端の性能を保つことができるようにしました。この戦略は、PCユーザーにとって大きな利益となることが証明されてきました。2017年に Ryzen™ 3 1300 プロセッサーと AM4プラットフォームに入手した人たちの中には、新しいプロセッサーを購入するだけで、2022年に Ryzen 7 5800X3D にアップグレードできる人もいます。これらのプラットフォームは、素晴らしい投資であることが証明されました。

発売年: 2016
(OEMのみ)
2017 2018 2019 2020 2020 2021
AMD Socket
AM4
対応:
第7世代 AMD A-シリーズ AMD Ryzen™ 1000 シリーズ AMD Ryzen™ 2000 シリーズ AMD Ryzen™ 3000 シリーズ AMD Ryzen™ 4000 Gシリーズ AMD Ryzen™ 5000 シリーズ AMD Ryzen™ 5800X3D

AMDは2016年にSocket AM4で行ったのと同様に、2022年に新しい AMD Socket AM5の対応を将来数年にもわたって提供することを発表しました。AMDの新しいプラットフォームは、数年にわたる性能の向上を目指しており、まだ未発売の次世代プロセッサーとの互換性を持つように構築され、ゲームに変化をもたらす AMD 3D V-Cache テクノロジーを含むアップグレード・オプションが用意されています。

一方、競合他社は、最新のLGA 1700 プラットフォームの将来的なアップグレード対応について何のコミットもしておりません。インテルは一貫してプラットフォームを1つか2つの世代のプロセッサーに限定しているため、第12世代または第13世代のIntel Core プラットフォームを購入したユーザーは、第14世代以降のプロセッサーへのアップグレードを検討する際、まったく新しいマザーボードに多くのお金を費やさなければならない可能性があります。

結論:適切なプラットフォームに投資すれば数万円、あるいはそれ以上の節約になる可能性があるということです。たとえAMD Socket AM5プラットフォームに数万円費やしたとしても、将来のアップグレード対応のない行き詰ったIntel socketと比較すれば、投資の価値は十分にあると言えます。

 

あなたのPCプラットフォームは、将来もパフォーマンスを最大化することができますか?

PCに最高のパフォーマンスを求めている人は、プロセッサー以外にも考慮するべきことがあることを知っています。たとえばストレージ・デバイスは、PCの起動時間や、アプリケーションの起動、データのロード時間(ゲームの立ち上がりまでの時間など)に大きく影響します。同様に、グラフィックス・カードは、システムから高いフレームレートとスムーズなゲーム・パフォーマンスを引き出すために重要です。

もう一度、AMDが2016年に AMD Socket AM4でどのようなことを行ったか考えましょう。プラットフォームを何年にもわたって最新に保つため、AMDは次世代DDR4メモリーに対応するプラットフォームを設計しました。この将来を見据えた機能により、プラットフォームは最先端を走り続け、数年前にこのプラットフォームに入手した人々が2022年現在でも、これらのメリットを享受しているのです。

これを見ると、新しいAMD Socket AM5プラットフォームは、現在最も将来性のあるプラットフォームであるという目標を重視していることが分かります。AMDのエンジニアは、DDR5メモリーと、最大x16のグラフィックスおよび最大2 x4のストレージ用レーンに対応するPCIe 5.0を備えたプラットフォームを設計しました。近い将来、PCIe 5.0グラフィックス・カードやストレージ・デバイスが利用可能になったとき、AMD Socket AM5プラットフォームは、それらのデバイスにすべての帯域幅を提供できるように構築されているのです。

一方、最新の Intel プラットフォームでは、PCIe 5.0 の対応が厳しく制限されています。実際、第13世代Intelプロセッサー搭載システムにPCIe 5.0グラフィックス・カードとストレージデバイスを使用すると、グラフィックス帯域幅は50%に削減されます(x8リンクに低下)。また、一部のIntelプラットフォームでは、DDR4メモリーに制限されているため、ゲームのパフォーマンスが制限されることがあります。これらの制限は、最新のIntelプラットフォームが投資ではなく、時間が経つにつれて負債になることを意味します。


最高のPCプラットフォームへの投資とは?

AMD Socket AM5マザーボードの利点について述べた後、AMD B650Eマザーボードをお勧めしないわけにはいきません。リーズナブルな価格のAMDのオプションは、寿命の観点から、最高級のインテル Z790マザーボードを容易に凌駕します。将来的なプロセッサーのアップグレード、グラフィックス・カードのアップグレード、ストレージのアップグレードを考えているのであれば、B650Eチップセットは最良の投資となります。

さらに、システムのPCIeレーンやUSBポートを最大限に活用することを重視するユーザーにとっては、プレミアムなX670Eを選択することができます。X670Eチップセットは、オーバークロックのための最大限のパワーを提供し、その機能を最大限に活用することに関心のあるエンスージアスト向けです。ただし、PCIe 5.0 の生の帯域幅は B650E と X670E チップセットで同じです。

マザーボード・チップセット PCIe 5.0 レーン合計数 PCIe 5.0ストレージ使用時のグラフィックス PCIe 5.0 レーン数 次世代CPUの対応
AMD B650E & X670E 24 16 可能
インテル X790 / X690 16 8 不可

長寿命なAMD Socket AM5を低価格で手に入れたいユーザーのために、2022年11月下旬に登場した新しいB650マザーボードは市場に選択肢が多数用意されています。これらは、すべてのAM5チップセットを魅力的な長期投資に見合う、オーバークロック性能と複数年にわたるプロセッサーのアップグレード対応を提供します。

結局のところ、PCの購入者は次のプロセッサーのアップグレードで買い替えなければならないプラットフォームではなく、何年にもわたる高性能アップグレードを約束するプラットフォームが最適です。先行きのないデッドエンド・プラットフォームは、短期的には節約になることもあるかもしれませんが、優れたプラットフォームへの投資は、長期的には数万円以上の節約になる可能性があります。それが、AMD Socket AM5の強みです。

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