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フルHDでもRX 6750 XTが欲しい!
マップを駆け巡ったり、敵の攻撃を避けたりする爽快な魔法パルクールで、カクついてしまうのは興ざめというものなので、フレームレートは60fpsを維持したいところ。各解像度のフレームレートから、『FORSPOKEN』を快適にプレイするために必要なGPUを見極めていこう。
フルHD解像度でも、「最高」プリセットでは最小フレームレートが60fpsを超えたのは、Radeon RX 6800 XT以上になっている。画質を「高」にすることで、ボーダーラインはRadeon RX 6750 XTまで下がるが、ミドルレンジクラスではプレイが厳しいと、快適なゲームプレイのハードルは、ちょっと高い。
より高負荷のWQHD解像度では、「最高」プリセットでの快適なプレイに、最新世代Radeon GPUの最上位モデルとなるRadeon RX 7900 XTXが欲しくなってくる。FSR2を「バランス」に設定することで、ボーダーラインは1段下がるが、Radeon RX 6800 XT以上のハイエンドGPUが必要になっている。なお、画質を「高」または「標準」まで下げ、FSR2を効かせることで、Radeon RX 6750 XTでのプレイも視野に入ってくる。
4K解像度では、Radeon RX 7900 XTXでも、平均フレームレートが60fpsを下回ってしまいFSR2を利用することで、ようやくフレームレートは快適なプレイを楽しめる平均105fps、最小80fpsとなった。
4K高解像度でプレイするならRadeon RX 7900 XT以上が望ましい!
『FORSPOKEN』はワラワラと群れで出てくる敵をパルクールで怯ませながら駆け抜けたりするとベンチマークよりも負荷が高くなることもある。そのため、フレームレートには余裕が欲しいので、4K高解像度で快適にプレイするなら、Radeon RX 7900 XTX、Radeon RX 7900 XT搭載ビデオカードが望ましい。
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もちろん、Radeon RX 7900 XT搭載ビデオカードであれば、定番ゲーム「Apex Legends」の240Hz張り付きプレイや、ハリー・ポッターの世界を舞台にして話題の「ホグワーツ・レガシー」、「BIOHAZARD RE:4」などといった、最新の動作が重めの注目ゲームタイトルの高解像度プレイも望める。
さらに、ゲームをプレイしながら実況配信や録画も行ないたいなら、今回のように24スレッドのRyzen 9 7900X3Dも究極の選択だ。ゲームをプレイするだけなら、ライターの加藤勝明氏の検証記事で確認できるように、4月14日に発売したばかりの同じく3D V-Cacheを搭載したRyzen 7 7800X3Dが、これからのゲーミング環境には現行最強な選択だ。
パフォーマンス改善を待って『FORSPOKEN』をプレイしようと思っていた人や、今後発売されるAAAタイトルを高解像度で快適にプレイしたいと言う人は、今回の結果を参考にPC自作をしたり、BTO PCの購入したりを検討してみよう。