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「DeskMini A300」をインテル版と比較!今話題の小型ベアボーンをチェック(1/6)

宮里圭介 編集●Kei-D

NUCをはじめ、インテルのCPU用には数多くある小型デスクトップだが、AMDのCPU用は存在しなかった。AMDのCPUを使いたいと思ったら、どうしてもmini-ITX以上のサイズとなってしまっていたわけだ。

そういった状況を打ち破ってくれたのが、2月8日発売となるASRockの「DeskMini A300」。ベアボーンキットにも関わらず、多くのショップで予約を受け付けるという異例の扱いをされるほど、注目を集めている製品だ。

すでに製品詳細については多くの記事で触れられているので、今回は基本的な性能の確認と、先行していたインテルCPU用の「DeskMini 310」との違いをじっくりと見ていくことに使用。

Mini-STX採用でコンパクトでもパワフルに使えるのが最大の魅力

DeskMiniシリーズが採用しているフォームファクターは、Mini-STXとあまり聞きなれないものだ。これはMini-ITXよりもコンパクトながら、デスクトップ用CPUが搭載できるソケットを採用しているという、低コストでコンパクト、そして高性能を実現できるものだ。

DeskMini A300もこのMini-STXフォームファクターを採用しており、これにより、155×155×80㎜(1.92L)というコンパクトな本体サイズを実現している。電源はさすがに外付けのACアダプターとなるもののTDP 65WまでのCPUに対応しており、メインPCとして使うにも十分な高性能PCが組めるようになっている。

とはいえ、マザーボードにオンボードグラフィックが備わっているわけではないので、利用するにはBristol RidgeまたはRaven Ridge世代のAPUが必要となる。具体的に型番をあげると、4コア8スレッドとなる「Ryzen 5 2400G」まで搭載可能ということになる。

ということで手元にあったパーツを使い、Ryzen 5 2400G、メモリー16GB(DDR4-2400 8GB×2)、256GB SSD(NVMe対応、Intel 600p)といった構成で1台組み上げてみた。このPCの基本的な性能を、ベンチマークソフトを使って軽くチェックしていこう。

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