選定したパーツを使って、ライトアップPCを組み立てる!
自作PCを組み立てたことがある人なら説明不要だとは思うが、組み立てたことがない、もしくは初心者だという人向けに組み立ての手順を紹介しておこう。
大雑把な手順を先にいってしまうと、マザーボードにCPUとメモリー、SSDを取り付け、ケースに装着。電源をケースに取り付け、ATX電源ケーブルとCPU補助電源ケーブルを配線。簡易水冷のラジエーターをケースに取り付け、ヘッドをCPUに装着。
ファンの電源ケーブル、各種イルミネーション用のケーブルを配線し、最後にビデオカードを取り付ければ完成といった流れだ。もちろん、簡易水冷へのファン取り付けといった作業はあるが、これらは省略してあるため、実際の手順はもっと長くなる。
組み立て時に気を付けたいポイントをいくつかピックアップしておいたので、参考にしてほしい。
ここからが今回のケースのキモ。ビデオカードをマザーボードに直接挿さず、90度回転してケースに垂直に取り付けるため、ライザーケーブルを使ってPCIe×16スロットを延長する。
製品によっては速度が低下する可能性もあるので、必ずPCIe3.0 Gen3対応となっているものを選びたい。安いものでは3000円くらいから手に入る。
これでライトアップPCの組み立て完了だ。ケーブルの数が多く、裏での取り回しで結構苦労してしまったが、見える範囲はすっきりとした配線にできた。ただし、せっかくの取り回しもグラボでほぼ隠れてしまい見えないので、そこまで頑張らなくても大丈夫だろう。
なお、前面の吸気ファンとマザーボードの間にスペースがあり、一体感のない光り方となってしまっていた。そこで、この部分の裏にLEDストリップを仕込み、漏れ出す光でケース内全体がまんべんなく光るように工夫した。