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APUの内蔵GPUの有無でビデオカードの性能が変わるか試してみた!(4/6)

文●ふっけん 編集●ジサトラ ハッチ

内蔵グラフィックスの有無では
メモリの速度はほぼ変わらない

以下が実際に検証した結果だ。メモリのシングルチャネル/デュアルチャネル(図版では1ch/2chと表記)及び内蔵グラフィックス有効・無効時(図版ではiGPU有効or無効と表記)の差を、メモリ、CPU、ゲーム(グラフィックス)の3種類に分けてみていくことにする。

まずは、メモリのベンチマーク。PCのハードウェア情報を取得したり、各種ベンチマークが行なえるSiSoftware「Sandra Titanium(2018)」にてメモリ帯域を計測。さらに、同じく総合ベンチマークソフトの「CrystalMark2004 R7」にて、メモリ速度測定のMEM項目に示されるRead、Write、Read/Writeの3つの結果でも比較した。

Sandra、CrystalMarkともに似た傾向を示した。グラフの凹んでいるところはシングルチャネル動作時であり、メモリの転送レートが大きく劣ることがわかる。内蔵グラフィックスの有効・無効の差は、ほぼ誤差の範囲で全くと言って良いほどない。

少し気になるのはCrstalMarkのReadではRyzen 5 2400Gが少し速く、WriteとRead/WriteではRyzen 3 2200Gの方が速くなる。Ryzen 5 2400GはSMT(Simultaneous Multithreading)に対応しており、1コアあたりで2スレッド処理するためにメモリの扱いが若干異なるのかもしれない。

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