メディアプレイヤーの外部フィルターに設定
続けて、メディアプレイヤーの外部フィルターの設定を行なっていこう。ここではMPC-HCを使用しているが、MPC-BEも設定の流れは同じだ。
Fluid Motion Videoは、Radeonシリーズを使うことで24フレームの動画が60フレームの高フレームレートで快適に視聴できる魅力的な機能として人気が高い。しかし、今回のようにハードウェアまたはソフトウェアのアップデートにより、いつの間にか「PowerDVD」で使えなくなっているケースが増えているようだ。
APUのドライバーでは、以前から「Bluesky Frame Rate Converter」を導入しないとPowerDVDでは使えない、という状況だったが、チップセット、ドライバー、ソフトウェアバージョンの組み合わせによっては対応ビデオカードであるRadeonを搭載したPCでも使えない場合もあるようだ。
とはいえ、いずれにしてもMPC-HCやMPC-BEを使って、YouTubeなどに上がっている24フレーム動画を滑らかにして、快適に視聴するのには魅力的な機能であることは間違いない。YouTubeに上がっている最近の動画だと、最初から60フレームの動画もあるが、お気に入りの動画、新たに見つけた動画が24フレームの時は、Fluid Motion Videoを使用しよう。
Radeonを搭載したPCでは、唯一無二の機能であるPowerDVDを使って、24フレームで制作されたアニメ映像を滑らかにし、そのヌルっと動く心地よい映像を楽しむことができる。もし、今回筆者が体験したように、Fluid Motion Videoが有効にならない場合は、ドライバーのクリーンインストールや「Bluesky Frame Rate Converter」を試して欲しい。
© 2017 鎌池和馬/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/PROJECT-INDEX Ⅲ
この件に関しては、今後原因の特定または状況改善案が判明したら、また改めて記事を検討したいと思う。