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【注目Radeonピックアップ!第1回】

モンハンライクと話題の「Dauntless」はRX 570でもフルHDで平均59fpsと快適!(1/2)

文●宮崎真一 編集●AMD HEROES編集部

2017年4月に登場したAMDのミドルレンジ向けGPU「Radeon RX 570」(以下、RX 570)だが、価格がこなれてきたこともあり、コストパフォーマンスの高さから2年経った現在でも、かなり注目を集めている。

MSIの「Radeon RX 570 ARMOR 8G OC」(以下、MSI RX 570 ARMOR)はそんなRX 570を搭載したモデルだが、実売価格1万5800円前後と、かなりお買い得感の高い製品だ。では、MSI RX 570 ARMORは実際にゲームでどれだけのパフォーマンスを発揮するのか、テストを通して確かめてみたい。

ブースト1268MHzのクロックアップモデル
カード長は実測で243㎜ほど

まずは、MSI RX 570 ARMORの仕様からチェックしていこう。MSI RX 570 ARMORは、製品名に“OC”と入ることからも明らかなように、メーカーレベルで動作クロックを引き上げたクロックアップモデルである。具体的には、ブーストクロックが1268MHzと、リファレンスの1244MHzから24MHz高く設定されている。

その一方で、メモリクロックは7Gbpsと、こちらはリファレンスから変わりはない。

カード長は実測で243mm(※突起部除く)で、基板自体は236㎜ほどなので、若干GPUクーラーがカード後方にはみ出た格好となっている。そのGPUクーラーには、90mm角相当のファンを2基搭載した2スロット占有タイプの「Armor2X」を採用。このArmor2Xは、従来型と分散型のファンブレードが交互に配置されている点がユニークで、MSI曰く、この配置によりヒートシンクへのエアフローとエアーの拡散の両方の最大化を実現したという。

また、GPUクーラーには2本の8mm径のヒートパイプが用いられ、効率的な冷却を果たしている。なお、GPUの温度が60度以下ではファンの回転を停止する「Zero Frozr」と呼ばれる機能も搭載しており、描画負荷が小さい際の静音性の向上に一役買っている。

カード裏面から察するに、電源部は6+1フェーズのようで、このクラスとしては十分な構成を採っている。電源部にはすべてアルミ固体コンデンサを使用することで、高い耐久性と高効率を実現。さらに、横から覗き込んで確認する限り、メモリチップはGPU上のヒートシンクと密接し、電源部には別途ヒートシンクが装着され、これらのデバイスをしっかりと冷却している点には好感が持てる。

消費電力は150Wで、補助電源コネクタは8ピンを1基搭載。そのため、ミドルレンジ向けの製品らしく、電源ユニットに対するハードルは低い。そのほか、映像出力インターフェースは、DisplayPort 1.4×3、HDMI 2.0b×1、DVI-D×1という構成。旧来のディスプレイの利用を想定してDVI-Dを搭載している点に、ありがたいと感じるユーザーもいるのではないだろうか。

2基のファンが特徴的なGPUクーラーのArmor2X。GPU温度が低いときにファンの回転を停止するZero Frozrを搭載

カードを横から見てみると、メモリチップはしっかりとヒートシンクと密接しているほか、電源部にもヒートシンクが装着されている

補助電源コネクタは8ピンが1基のみ。MSIによるとカードの消費電力は150Wとのこと

映像出力インターフェースは、DisplayPort 1.4×3、HDMI 2.0b×1、DVI-D×1という構成

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