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第3世代Ryzenで使える爆速PCIe 4.0対応SSD、発売中の3メーカーで比較検証(5/8)

文●松野将太 編集●北村/ASCII編集部

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

CrystalDiskMarkで
速度と圧縮率の影響を確認

次に定番のSSDベンチマークソフト「CrystalDiskMark 6.0.2」で速度と圧縮率の影響を確認してみる。データサイズは1GiBとし、圧縮率が低い「デフォルト (ランダム)」と、圧縮率が高い「All 0×00 (0Fill)」のデータ形式ごとに計測した。

Corsair「CSSD-F1000GBMP600」

「デフォルト (ランダム)」

All 0×00 (0Fill)」

GIGABYTE「GP-ASM2NE6100TTTD」

「デフォルト (ランダム)」

「All 0×00 (0Fill)」

CFD販売「CSSD-M2B1TPG3VNF」

「デフォルト (ランダム)」

「All 0×00 (0Fill)」

速度に関しては、おおむね公称スペック通りの結果が出ている。3製品が横並びなのは「AS SSD Benchmark」と同じ傾向だが、圧縮率が高い0Fillの計測ではシーケンシャルリードの速度が1000MB以上低下し、4Kランダムリードに若干の有意な速度アップが見られるというのがやや奇妙だ。

特にシーケンシャルリードの顕著な速度低下に関しては、おそらく最適化の不足によるものと思われる。PCIe 3.0環境のSSDは最適化が進んでいたため、このような症状はほとんど見られなくなっているが、なにぶんPCIe 4.0は初物なので、多少のユニークな挙動には目をつぶる必要があるかもしれない。

データサイズによる性能の影響はわずか

引き続き「CrystalDiskMark 6.0.2」を使って、主にデータサイズによる性能への影響を確認していこう。データサイズは50MiB~32GiBまで、現在ソフト側で用意されている9種類すべてのプリセットを利用してテストを実施している。

Corsair「CSSD-F1000GBMP600」

50MiB

100MiB

500MiB

1GiB

2GiB

4GiB

8GiB

16GiB

32GiB

GIGABYTE「GP-ASM2NE6100TTTD」

50MiB

100MiB

500MiB

1GiB

2GiB

4GiB

8GiB

16GiB

32GiB

CFD販売「CSSD-M2B1TPG3VNF」

50MiB

100MiB

500MiB

1GiB

2GiB

4GiB

8GiB

16GiB

32GiB

相変わらずの横並びだが、ここでもシーケンシャルと4Kランダムの速さが際立つ結果となっている。データサイズごとの違いは一見するとほぼなさそうだが、3製品ともサイズが大きい16GiBと32GiBの計測では4Kランダムライト(Q8T8)の値が大きく低下した。この点も最適化不足によるものと推測されるが、それ以外はサイズによる影響がほとんど見られなかった。

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