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【注目Radeonピックアップ!第2回】

光るマウスパッド付き&デュアルBIOS搭載の「Red Devil Radeon RX 5700 XT(Limited Edition)」レビュー(2/3)

2つのVBIOSを切り替え最大クロックが変化

そして、本製品でもっともユニークなのは、「Dual BIOS」を搭載している点にある。このDual BIOSは2つのVBIOS搭載し、カード側面に用意されたディップスイッチで、それらのVBIOSを切り替えるというもの。本機では、「OC mode」と「Silent mode」と呼ばれる2つのVBIOSが搭載され、それぞれ動作クロック設定とファンの制御方法が異なっている。

具体的には、OC modeではベースクロックが1770MHz、Gameクロックが1905MHzとリファレンスとか変わらないものの、ブースト最大クロックが2010MHzに引き上げられている。リファレンスは最大動作クロックは1905MHzなので、Red Devil 5700 XTでは105MHz引き上げられた格好だ。なお、Silent modeではリファレンスと同じ動作クロック設定になっていた。ちなみに、デフォルト設定はOC modeとなる。また、メモリクロックはどちらのモードともに14Gbpsで、リファレンスから変わっていない。

ブラケット寄りの側面に配置されたDual BIOS切り替え用のディップスイッチ。ブラケットに近い側がSilent mode、遠い側がOC modeとなる

補助電源コネクタは8ピン×2という構成。リファレンスカードが8ピン+6ピンだったのに比べると、電力供給の面でも強化が図られている格好だ。映像出力インタフェースは,DisplayPort 1.4×3,HDMI 2.0b×1で、このあたりはリファレンスカードから変わりはない。

補助電源コネクタは8ピン×2仕様。カードの中央寄りに配置されているので、基板自体がGPUクーラーより短いためだ

映像出力インタフェースはリファレンスカードと同じ。今どきの製品らしくDisplayPort 1.4×3,HDMI 2.0b×1という構成だ

また、Red Devil 5700 XTでは、カード側面の“RED DEVIL”というロゴと線状のデザインにLEDが埋め込まれ、通電時に点灯するようになっている。さらに、このLEDは付属アプリケーションの「DevilZone」(Version 1.0.1)から、明るさや色、それに光り方を任意に変更することが可能だ。また、映像出力インタフェースにもLEDが埋め込まれ、利用していないインタフェースから光が漏れる様はなかなかユニーク。また、暗がりでケーブルを装着する際にも、場所の見当が付く点でも便利だ。なお、デフォルトは赤色の常時点灯になっている。

付属アプリケーションのDevilZone。LEDの光り方や色などを制御することが可能

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