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【注目Radeonピックアップ!第4回】

計6通りの動作クロック設定やAura Syncを備えたASUS「ROG-STRIX-RX5700XT-O8G-GAMING」性能チェック (1/2)

 ASUSがゲーミング向けブランドとして展開している「ROG」。その中でもSTRIXシリーズは、PCゲームを始めたいというライトゲーマーから日々の戦いに明け暮れているというコアゲーマーに至るまで、幅広い層をターゲットにした製品で、ユーザーからも高い定評を得ている。

 ASUSは、そのSTRIXシリーズに、「Radeon RX 5700 XT」(以下、RX 5700 XT)を搭載したオリジナルデザインモデル「ROG-STRIX-RX5700XT-O8G-GAMING」(以下、STRIX 5700 XT)を市場に投入している。では、このSTRIX 5700 XTはどのような製品なのか、ゲームにおけるパフォーマンスを含めて詳しく見ていこう。

3つの動作モードと2つのVBIOSを搭載
計6通りの動作クロック設定を利用可能

 まずは、STRIX 5700 XTの動作クロック設定から紹介していこう。STRIX 5700 XTのベースクロックは1770MHzとリファレンスから165MHz高いほか、Gameクロックは1905MHz、ブーストクロックは2010MHzと、前者は150MHz、後者は105MHzそれぞれ引き上げられたクロックアップモデルである。さらに、付属アプリケーションの「GPU TweakⅡ」(Version 2.0.7.2)を利用することで、動作モードを「OC mode」「Gaming mode」「Silent mode」の3つに切り替え可能だ。

 デフォルトはGaming modeで、その動作クロック設定は前述したとおり。OC modeでは、ベースクロックが1840MHz、Gameクロックが1965MHzとGaming modeから60~70MHz上昇し、ブーストクロックも2035MHzと25MHz高くなる。また、電力設定のPower Targetも110%へと向上する。一方のSilent modeは、動作クロック設定の詳細は公開されていないもののブーストクロックが20MHz低下するほか、Power Targetも90%に抑えられている。

付属アプリケーションのGPU TweakⅡ。中央上部の各モードのアイコンをクリックするだけで、動作クロックのモード変更が可能

 STRIX 5700 XTがユニークなのは、これらの動作モードのほかに、Performanceモード(以下、Pモード)とQuietモード(以下、Qモード)という2つのVBIOSを搭載している点だ。デフォルトはPモードで、Qモードに変更するとGaming modeにおけるGameクロックが1870MHzとPモードから35MHz低下する。

 この35MHz低下する点は、すべての動作モードにおいても同じで、Qモードに変更することで、消費電力の低減と静音性の向上が期待できる。つまり、3つの動作モードと2つのVBIOSにより、STRIX 5700 XTは、計6通りの動作クロック設定を有しているというわけだ。なお、動作モードはWindows上から簡単に切り替えることができるのに対して、PモードとQモードの変更はVBIOSを切り替える都合上、システムの再起動が必要となる点は注意したい。

VBIOSの切り替えはカード側面のブラケット付近に用意されたスライドスイッチで行う。デフォルトはPモードで、ブラケット側へとスライドさせることでQモードに切り替わる

 カードそのものを見ていくと、カード長は実測で約303mm(※突起部除く)で、リファレンスカードが同273mmだったので、それよりも30mmほど長い計算だ。GPUクーラーは2.7スロット占有タイプと少々厚みがあるもので、90㎜角相当のファンを3基搭載する。これらのファンは、外枠と羽が一体成型された「Axial-techファン」と呼ばれるもので、ASUSによると従来のものと比べて下向きの風圧に優れているという。

 また、GPUの温度が60℃を下回るとファンの回転を停止する「0dBテクノロジー」も搭載。なお、この0dBテクノロジーは、先ほどのGPU TweakⅡから無効にし、常時回転するように設定することも可能だ。

Axial-techファンと呼ばれる独自形状のファンを採用。ファンから下向きの風圧を高めることで冷却効率の向上を図っている
GPU TweakⅡの右上にある「0dB Fan」という項目をOFFに設定することで、0dBテクノロジーが無効となりファンが回転し続けるようになる

 また、GPUクーラーには6本のヒートパイプが用いられているほか、MaxContactテクノロジーによりヒートスプレッダとGPUの接触面は2倍以上となり熱伝導の向上が図られている。さらに、Aura Syncにより、GPUクーラーのLEDをWindows上から制御可能で、ステルスモードを利用するとLEDを一切点灯しないように変更することもできる。

ステルスモードのオン/オフを切り替えるプッシュスイッチ。押すたびにオンとオフが切り替わる仕様だ

 そのほか、基板の電源部には、ASUS自慢の品質規格「Super Alloy PowerⅡ」を満たした品質の高い部材が用いられ、MOS FETにはドライバICと統合されたDrMOSを採用している。なお、補助電源コネクタは8ピン×2の構成で、8ピン+6ピンだったリファレンスカードと比べると、電力供給の面でも強化が図られていることになる。

補助電源コネクタは8ピン×2という仕様。リファレンスカードから電力供給量の向上が果たされている
映像出力インターフェースは、DisplayPort 1.4×3,HDMI 2.0b×1という構成で、リファレンスカードから変わりはない

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