プレミアムなグラフィックカードの外観に惚れぼれしてみた
50周年記念モデルは特別なモノ。化粧箱はファンならずとも高級感の感じるシンプルで上品なデザインとなっている。グラフィックカードというよりは貴金属が入ってそうな重厚感があるのだ。
検証用マシンを組み立ててみた
50th Anniversary検証用マシンとして、AMDプラットフォームで組んでみた。
CPUには最新かつメインストリーム向けでは最上位となるRyzen 9 3900X、メモリはCPUに合わせて3200MHz動作のものを選定。マザーボードにはASUSのTUF GAMING X570-PLUS (Wi-Fi)を使用した。X570チップセット搭載モデルでは比較的安価でかつ多機能である。
マシンの構成 | |
---|---|
CPU(APU) | Ryzen9-3900X |
メモリ | DDR4-3200 16GB×2(CFD W4U3200CM-16G) |
マザーボード | ASUS TUF GAMING X570-PLUS (WI-FI) |
グラフィックス | AMD Radeon RX 5700 XT 50th Anniversary |
SSD | 120GB SATA(SAMSUNG 750EVO) |
電源 | 1200W(SilverStone SST-ST1200-G) |
OS | Windows10 Pro 64bit 1903 |
グラフィックスドライバ | 19.92(Adrenalin 2019) |
組み立てて電源を投入すると、グラフィックカードのRADEONの文字が白く光る。Ryzen 9 3900Xに付属するRGBに光る高性能CPUクーラー「Wraith Prism」と併せると、今どきの「魅せるゲーミングマシン」に仕上げることもできるだろう。
この構成でWindows 10のセットアップを行うと、一度再起動したところで、確実にブルースクリーン(停止コード:BUGCODE_NDIS_DRIVER)でセットアップが完了しない症状に悩まされたが、マザーボードの無線LAN機能に起因するものであり、セットアップ時のみBIOSで無線LAN関係を無効にすることで無事にセットアップが完了した。もちろん、後からこれらの機能を有効化することができる。無線LAN機能搭載のマザーボードで発生することがあるらしいが、私は初めて遭遇した症状であった。
Windowsのインストールさえ完了すれば、非常に安定しておりキビキビとした動作をしている。AMDのCPUと言えば、推奨品以外のハイクロックメモリだと比較的相性が出やすいのだが、使用したCFD取扱品のCurucialのネイティブ3200MHzのメモリでは何も設定せずに動作した。このメモリはオーバークロックタイプではない“ネイティブ3200MHz”なのでXMPの設定も不要なのだ。保証外ではあるが、電圧設定を弄らずにクロックのみ変更することで3600MHz動作も可能であった。
ちょっと嬉しいのがタスクマネージャーのGPUの項目であり「AMD Radeon RX 5700 XT 50th Anniversary」と表示されるのだ。こんなところにもプレミアム感を感じさせてくれる。
GPU-Zでも同様にAMD Radeon RX 5700 XT 50th Anniversaryと表示されている。