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Micro-ATX対応ケースなら余裕だが
大は小を兼ねるので、もちろんMicro-ATX対応のPCケースならROG Crosshair VIII Impactも余裕で収められる。しかし、大きいサイズのPCケースを選んでしまっては、省スペースなマザーボードを選ぶ必要性が薄くなる。
もちろん、サイズの大きいマザーボードよりもケース内部に余裕が生まれるため、多少エアフローにも影響があるが、それでももったいないと思ってしまう。一応、Cooler Masterの「Silencio S400」にROG Crosshair VIII Impactを入れてみた。実売価格は1万800円前後。
また、Silencio S400はMETIS PLUSやCore 500と同じように、付属のケースファンにI/Oパネルを冷やすファンが干渉した。ROG Crosshair VIII Impactを取り付ける際は、やはりケースファンを一度取り外してから行ないたい。
組み易さならH210i、総合的にはA1-RGBまたは各種後継機種が◎
当たり前といえば当たり前だが、Mini-ITXのみを謳っている製品は、入る場合もあるがやはりMini-DTXのサイズを想定していないので、組み立てる際にひと工夫が必要になる。Mini-DTX対応を謳っていないが、NZXT「H210i」は他のMini-ITXケースと比べると小さい、とはいえないがその分余裕もあり、裏配線ができたり、ATX電源や簡易水冷用のラジエーターも余裕を持って搭載でき、ハイエンドなPC自作がラクに行なえそうで気になる存在だ。
ただし、2スロット以上のビデオカードの干渉が気になるので、ちょっと借りて試したいところ。一方、InWin「A1-RGB」は、スペック上ROG-STRIX-RX5700XT-O8G-GAMINGが搭載できそうな上に小型、電源も付属していて、Qi対応と多機能なのでこちらもおもしろい。
TSUKUMO eX.にはなかったが、InWin製のアドレサブルRGBファン「Sirius Loop ASL120」を2基搭載し、電源が650Wになった後継機「A1 PLUS」(2万5500円前後)もあるので、価格差を見て考えたい。
また、Lian LiからMini-DTXに対応した取っ手付きの「TU150」(1万4300円前後)が発売されたばかりと、こちらも気になる存在。TU150は3スロット対応を謳っているので、大型のビデオカードが間違いなく入るという点では、安心できそうだ。ROG Crosshair VIII Impactの購入を検討している人は、PCケース選びの参考にしてはどうだろうか。