キャラクターは4名、スキル次第で様々なプレイスタイルが可能に
今回選択できるヴォルト・ハンター(プレイヤーキャラクター)は、ペットと連携して行動するビーストマスターの「FL4K(フラック)」、愛機となるロボットのアイアン・ベアを召喚するガンナーの「モズ」、支援ドローンを飛ばしたり分身を生み出して戦うオペレーティブの「ゼイン」、世界に6人しかいない強力な力を持つ種族であるセイレーンの「アマーラ」の計4名。
いずれも強力なスキルを使用可能で、敵を倒したり、ミッションをクリアしていくことでレベルを上げ、スキルポイントを使用して様々な能力を習得できる。すべてのキャラクターには異なる戦闘スタイルを実現する3つのスキルツリーが割り振られており、おおむねスキルツリーに沿ったキャラクタービルドが可能。スキルポイントは序盤から振り直しできるので、戦闘を繰り返しつつ、自分に合った様々なビルドを試してみるのがいいだろう。
また、「ボーダーランズ2」の数年後が舞台の本作には、シリーズおなじみのキャラクターも多数登場する。初代からの主要人物であるリリスやクラップトラップ、マーカスはもちろん、エリーやティナといった「2」のキャラクターも続投するので、前作までをクリアしていれば、より物語を楽しめるだろう。とはいえ、本作は物語の機微よりもその場のノリが重視されていることもあって、初見プレイでも大きな問題はない。
戦闘はオーソドックスなシューターだが、ユニークな武器を活かしたり、マルチプレイによりド派手な戦闘を実現している。シューターとしての難易度は高くなく、装備の強化によってプレイヤーを強化できるため、この手のジャンルが苦手なプレイヤーにとっても入りやすいタイトルではある。また、各拠点までの道中ではビークルを活用した立ち回りも可能だ。今作からはビークルの武装をカスタマイズできるようになり、敵が乗り回すビークルを奪ったり、ハイジャックすることで、生成できるビークルのパーツを増やしていける。
また、フォトモードが用意されているのも最近のゲームらしいポイント。画角や被写界深度の調整、天候操作など、良いロケーションを見つけたらその場ですぐ撮影に入れる。フォトモード中でも爆発のパーティクルが比較的早く消えてしまうのは厄介だが、上手くやれば非常に迫力のある写真が撮れるだろう。