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【注目Radeonピックアップ!第9回】

ブーストクロック2GHz超え! Sapphireのハイエンドモデル「NITRO+ RX 5700 XT」の実力を検証 (1/2)

 Sapphire Technologyはゲーミングブランドとして「Nitro」シリーズを展開しているが、そのNitroシリーズの中でも最高性能を目指したハイエンドモデルとしてNitro+シリーズを用意している。そのNitor+シリーズのラインナップに、GPUに「Radeon RX 5700 XT」を搭載した「SAPPHIRE NITRO+ RADEON RX 5700 XT 8G GDDR6」(以下、NITRO+ RX 5700 XT)が加わった。

 このNITRO+ RX 5700 XTは、ハイエンドモデルらしく、動作クロックの高さやGPUクーラーの豪華さが特徴的なカードなのだが、果たしてそのパフォーマンスはどの程度なのだろうか。そこで、NITRO+ RX 5700 XTの特徴を紹介しつつ、テストによりそのパフォーマンスに迫ってみたい。

ブーストクロックは2GHz超えを実現
カード長は300mmクラスでかなり大きめ

 まずは、NITRO+ RX 5700 XTの動作クロック設定から紹介していこう。NITRO+ RX 5700 XTは、ベースクロックが1770MHz、ゲームクロックが1905MHz、ブーストクロックが2010MHzと、順にリファレンスから165MHz、150MHz、105MHz引き上げられたクロックアップモデルである。特に、ブーストクロックが標準で2GHzを超えている点はインパクトがかなり大きい。その一方で、メモリクロックは14Gbpsと、リファレンスから変わりはない。

Radeon Softwareから動作クロックを確認してみると、ゲームクロックである1905MHzがCore Clockとして表示されている

 本製品では2つのVBIOSを搭載し、ブラケットに近いカード側面に実装されたディップスイッチでそのVBIOSを切り替え可能。ちなみに、VBIOSを実際に切り替え、Radeon Softwareでその動作クロック設定を確認してみたところ、両者に違いは見られなかった。2つのVBIOSを搭載することで冗長性を持たし、安全性の向上を果たしているということなのだろう。

 カード長は実測で約306mm(※突起部除く)だが、基板自体は260mmほどしかなく、GPUクーラーがカード後方に50mm近くはみ出た格好だ。さらに、マザーボードに装着した際に、ブラケットから垂直方向に24mmほどはみ出ており、長さと厚さともに、その見た目はかなり大きな印象を受ける。

カード裏面は補強用の金属製のバックプレートで覆われている

 そのGPUクーラーは100mm角相当のファンを3基備えた2.5スロット占有タイプのオリジナルデザインのもの。「Tri-X」と呼ばれるこのクーラーは、3基のファンのうち両端の2基が反時計周り、中央の1基が時計周りと回転の向きが異なっている点がユニーク。同社によると、この仕様によりエアフローの最適化が実現できるとのこと。また、アイドル時にファンの回転を停止する「Intelligent Fan Control」といった機能や、ネジを1本でファンを着脱できる「Quick Connect」といった機能も用意されている。

GPUクーラーは2.5スロット占有タイプということもあり、横から見るとかなり厚めだ
100mm角相当のファンを3基搭載。両端の2基と中央の1基とで、それぞれ回転の向きを変えている点はユニーク

 また、同社によると電源部は8+1+2フェーズ構成で、部材には電源効率の高いブラックダイヤモンドチョークを採用しているという。その電源部にはしっかりとヒートシンクが装着され、十分な冷却が行えるようになっている点も見逃せないポイントだ。

補助電源コネクタは8ピンを2基搭載。実装箇所は切り欠きで一段低くなっており、コネクタがケースに干渉しないよう配慮がなされている
外部出力インタフェースはDisplayPort 1.4a×2,HDMI 2.0b(Type A)×2という構成。HDMIが2系統用意されているには、VR用途を意識してのことだろう

 さらにオリジナルユーティリティの「TriXX」(Version 7.0.0)が付属。このTriXXでは、GPU温度やコア電圧などのモニタリングが行えるほか、ファンの動作チェックや、「TriXXブースト」と呼ばれるブースト機能が利用可能。

 このTriXXブーストは、レンダリング解像度を調整することでパフォーマンスを向上させる「Dynamic Resolution Rendering」を利用したもので、スライドバーでレンダリング解像度を適宜設定できる。また、TriXXから画質の向上を図る「Radeon Image Sharpening」の有効/無効を切り替えることができる点もおもしろい。そのほか、TriXXではLEDの色や光り方などを変更することも可能だ。

TriXXでは、GPUの情報のほか、動作クロックや温度、それに電圧などがリアルタイムで表示されるモニタリング機能を搭載
さらに、Dynamic Resolution Renderingを利用したTriXXブーストを搭載。レンダリング解像度を変更して、フレームレートの向上を図ることが可能だ
ファンの動作チェック機能も用意されており、1基ずつチェックが行われ(黄色の箇所)、問題がなければ緑色で表示される
カードに搭載されたLEDの色や光り方もTriXXで変更することができる

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