Red Dragonはブーストクロックが1620MHzと抑えめ
カード長はRed Devilと同じ約240mm
続いてRed Dragon RX 5600 XTも見ていこう。こちらもDualBIOS仕様で、OCモードとSilentモードが用意されている。工場出荷時設定はOCモードで、その動作クロックはゲーミングクロックが1560MHz、ブーストクロックが1620MHzと先のRed Devil RX 5600 XTよりクロックアップは抑えめだ。なお、OCモードにおけるメモリクロックは14Gbpsで、リファレンスから向上。一方のSilentモードは、ゲームクロックが1460MHzに低下し、メモリクロックも12Gbpsとリファレンスと同じだ。
カード長は実測で約240mm(※突起部除く)で、先のRed Devil RX 5600 XTと同じサイズ。ただ、GPUクーラーは2スロット占有タイプなので、Red Dragon RX 5600 XTのほうが若干薄めだ。ファンは100mm角相当のものを2基搭載し、GPUの温度が60℃以下でファンの回転を停止するMute Fan Technologyを搭載。ヒートシンクには6mm径のヒートパイプを5本利用しており、Red Dragon RX 5600 XTのほうが本数が多い点はおもしろい。なお、先のRed Devil RX 5600 XTとは異なり、GPUクーラーにLEDは搭載されていない。また、PowerColorの説明によると、こちらも電源部にはDrMOSを採用しているとのこと。
補助電源コネクタはリファレンスと同じ8ピン×1仕様。映像出力インタフェースにDisplayPort 1.4×3、HDMI 2.0b×1を備えている点は、Red Devil RX 5600 XTと同じだ。