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1万円台で6コア!第3世代「Ryzen 5 3500」は低予算PC自作をどう変える?(2/4)

加藤勝明(KTU)  編集●ジサトラハッチ/ASCII

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

正体はSMTを無効化したRyzen 5 3600

ではRyzen 5 3500のスペックを確認しておこう。Ryzen 5 3600と同じ物理6コア仕様だが、Ryzen 5 3500ではSMT(インテルで言うところのハイパー・スレッディング)が無効化されているため6C6Tとなる。ブースト最大クロックも4.1GHzと低いほか、L3キャッシュの容量も16MB(Ryzen 5 3600の半分)と減らされているなど、かなりコストを意識した仕様だ。  ただしプロセスルールは7nm、PCI-Express Gen4や定格メモリーの最大値はDDR4-3200といったZen2アーキテクチャーならではの要素はそのまま継承されている。

Ryzen 5 3500と、その近傍製品のスペック比較

Ryzen 5 3500は昨年の段階で存在が認知されていたため、BIOSは最新でなくても動作する。詳細は使いたいマザーのBIOSとCPUの対応リストを参照して戴きたいが、「AM4 Combo PI 1.0.0.3 Patch ABB」対応のBIOS(2019年の9月頃リリースされたもの)以降であれば概ね問題ないようだ。

今回入手したRyzen 5 3500のテスト用サンプル。表面の刻印以外既存の第3世代Ryzenと何ら変更はない

「CPU-Z」で情報を拾ってみた。右下の「Threads」が6となっている点に注目

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