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【話題のPCゲームピックアップ!第12回】

シビアな環境で街づくり力が試される都市開発シミュレーター「Frostpunk」はRadeon RX 5600 XTで快適に動くか?(3/3)

文● 松野将太 編集● AMD HEROES編集部

Radeon RX 5600 XT環境での快適度は?

では、「Frostpunk」がAMDプラットフォームでどの程度快適に動作するかを試してみよう。テストにあたり用意したのは、人気の8コア/16スレッドCPU「Ryzen 7 3700X」、およびミドルクラスGPU「Radeon RX 5600 XT」を搭載したSAPPHIREのグラフィックスカード「SAPPHIRE PULSE RX 5600 XT 6G GDDR6」だ。

グラフィックス設定にはプリセットが用意されている。“超高”での負荷はかなり重めだ

フルスクリーン(排他モード)環境で、解像度はフルHD(1920×1080ドット)、WQHD(2560×1440ドット)、4K(3840×2160ドット)の3パターンを選択。画質はプリセットの「超高」に固定し、シナリオ「新しい家」27日目時点での街のフレームレートを1分間計測した。

「Frostpunk」のフレームレート

街のフレームレートは揺れが少ないが、「超高」設定での描画はかなり重めだ。フルHD解像度でも平均フレームレートは60fpsに届かず、WQHDでは平均40fps、4Kでは平均25fpsと、いずれも解像度を上げるにつれてなめらかな描画が厳しくなっていく。

しかしながら、画面の動きが少ないシミュレーションゲームということもあり、極端に高いフレームレートは必要ないので、40fps程度を目安に設定を適用しておけば画面の綺麗さと快適さのバランスが取れるのではないだろうか。フルHDであれば、最低fpsでも50fps以上あるので、Radeon RX 5600 XTでも十分快適だ。

余談ではあるが、描画負荷の少ない設定画面や探索の派遣画面では、フレームレートが200fpsに届くシーンも見られた。けれども、WQHD以上の高解像度で、快適にプレイしたいという場合は、Radeon RX 5700 XT以上を選択するのもいいだろう。

いくつもの選択を迫る骨太サバイバルシミュレーター

本作は“自由な街づくりを楽しむ”というよりも、“環境に適応するための行動を取り続けてクリアを目指す”タイプのシミュレーターであり、ある程度まで定石通りに動くことが求められる点では、プレイヤーの向き不向きが分かれると言えそうだ。

失敗を繰り返し、正解に近い行動を見つけ出していく作業は苦しいが、シナリオをクリアできたときの爽快感もひとしお。プレイシナリオごとに勝手が異なり、ボリュームも十分にあるため、腰をすえて骨太なサバイバルに臨みたいゲーマーには特におすすめだ。

© 2018 11 bit studios S.A. Frostpunk™, 11 bit studios™ and respective logos are trademarks of 11 bit studios S.A. All rights reserved.


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