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高い冷却性能でWQHDゲーミングにも対応するASRock「Radeon RX 5600 XT Phantom Gaming D3 6G OC」をレビュー (2/2)

最大でGTX 1660 Tiに50%上回るパフォーマンス
高解像度でフレームレートが伸びる傾向

 それでは、RX 5600 XT Phantom Gaming D3のパフォーマンスを見ていこう。今回は、比較対象としてAMDがRX 5600 XTの競合製品に据える「GeForce GTX 1660 Ti」(以下、GTX 1660 Ti)を用意。なお、テスト環境は表のとおりとなる。

テスト環境
CPU Intel「Core i7-8086K」(4.0GHz、最大5.0GHz)
マザーボード MSI「MPG Z390 GAMING PLUS」(Intel Z390)
メインメモリ DDR4-2666 8GB×2
ビデオカード ASRock「Radeon RX 5600 XT Phantom Gaming D3 6G OC」(Radeon RX 5600 XT)、ASUS「ROG-STRIX-GTX1660TI-O6G-GAMING」(GeForce GTX 1660 Ti)
SSD Plextor「PX-512M9PeG」(M.2、NVMe、512GB)
電源ユニット SilverStone「SST-ST1200-G Evolution」(1200W、80PLUS Gold)
OS Windows 10 Pro 64bit版

 まず、「3DMark」(Version 2.11.6866)の結果からだが、RX 5600 XT Phantom Gaming D3は、「Fire Stirke」でGTX 1660 Tiに22~46%もの差が開いた。とくに解像度が4KとなるFire Strike Ultraでは、両者の差が最大となる46%にまで達しており、格の違いを見せつけている。

 また、DirectX 12のテストとなる「Time Spy」ではNVIDIAのTuring世代のGPUが高いスコアを発揮する傾向にあるが、それはGTX 1660 Tiも同じ。しかし、RX 5600 XT Phantom Gaming D3はそのGTX 1660 Tiを6~9%ほど上回っている点は立派の一言だ。

 続いて「F1 2019」では、オプションから超高プリセットに指定したうえで、ゲームに用意されたベンチマークモードを実行。その結果だが、RX 5600 XT Phantom Gaming D3は、すべての解像度でGTX 1660 Tiを安定して上回るパフォーマンスを見せた。しかも、両者の差は27~52%にまで達しており、どちらがより快適にプレイできるかは、誰の目にも明白だろう。

 「Borderlands 3」では、プレイアブルなフレームレートを考慮し、オプションから中プリセットを選択。そのうえで、ベンチマークモードを実行したが、ここでもRX 5600 XT Phantom Gaming D3がGTX 1660 Tiを超えるパフォーマンスを発揮している。平均フレームレートにおいて、3840×2160ドットで両者の差が最大となるのはこれまでと似た傾向で、解像度が高いほうがRX 5600 XT Phantom Gaming D3は真価が発揮できるようだ。

 「Far Cry New Dawn」では、最高プリセットに指定してベンチマークモードを実行。その結果だが、平均フレームレートにおいて、1920×1080ドットでRX 5600 XT Phantom Gaming D3はGTX 1660 Tiの後塵を拝してしまった。しかし、2560×1440ドットでは逆転を果たし、3840×2160ドットではその差を16%にまで広げている。やはり、高解像度でRX 5600 XT Phantom Gaming D3が良好な結果を残す点はこれまでのテストと同様だ。

 Radeonシリーズには苦しい戦いとなる「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」の結果もチェックしておこう。なお、ここでは最高品質を選択している。

 その結果だが、2560×1440ドット以下では、RX 5600 XT Phantom Gaming D3はGTX 1660 Tiに若干の差を付けられてはいるものの、3840×2160ドットでは立場が入れ替わり、いい勝負を演じていると言ってしまってよいだろう。また、2560×1440ドットではスクウェア・エニックスが指標で最高評価とするスコア7000を大きく上回っており、快適にプレイできることは間違いなさそうだ。

価格は4万5000円超と若干高め
冷却性能の高いGPUクーラーは魅力的

 以上のようにRX 5600 XT Phantom Gaming D3が持つポテンシャルはかなり高い。1920×1080ドットはもちろんのこと、2560×1440ドットでも十分快適なゲームプレイが実現できると言ってよいだろう。

 RX 5600 XT Phantom Gaming D3の価格は4万5000円~4万8000円と、3万円台後半でクロックアップモデルが購入できるGTX 1660 Tiと比べると割高感がある点は否めない。しかし、豪勢ともいえるGPUクーラーの冷却性能の高さは本製品の魅力の1つと言える。

 さらに、俄然使いやすくなり、スマホでのリモートプレイなど機能性も増したRadeon Softwareに魅力を感じている人も多いのではないだろうか。そういった新機能をミドルレンジで使ってみたいユーザーにとって、このRX 5600 XT Phantom Gaming D3は有力な選択肢になることは間違いない。

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