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最後の決め手は用途に合わせたサイズや見た目
ここまでは、PCの主要なパーツの解説をしてきたが、PCの購入際に考えるのはスペックだけではない。自分の部屋に置くなら、サイズや見た目も重要だ。
PCのサイズはケースに依存し、ケースのサイズによってフルタワー、ミドルタワー、ミニタワー、スリム、キューブといろいろある。フルタワーとはハイエンドPCやサーバー用との最も大きいサイズで、高さ500mm以上、大きいものなら成人の腰上ぐらいまでと、とても卓上では使えない大きさ。これは、初めてPCを購入する人は忘れていいサイズ。
ミドルタワーは高性能なゲーミングPCやクリエイター向けPCなど、拡張性の高いPC用のサイズ。PCケースの高さが400mm以上くらいで、やはり卓上に置くと邪魔になるくらいの大きさなので、机の下などに置いて使うのが一般的だ。
ミニタワーやマイクロタワーなどと呼ばれるサイズが、コスパが高く、拡張性もそこそこあるPCケースのサイズ。高さが300mm台。
スリムなPCケースを採用するタイプは、幅が100mm前後、液晶ディスプレーの横や後ろに置いて卓上でも邪魔にならないサイズ。省スペースだが、幅がないためハイエンドなビデオカード(背の低いロープロファイルなら入る場合も)などの拡張ができないのがネック。
また、モノによってはさらに小型で手のひらサイズの製品もある。そうした小型PCは、拡張性が乏しい代わりに液晶ディスプレーの背面に取り付けたり、卓上に置いても邪魔にならず、場合によってはテレビとつなげて、家族共有のPCとして活用が期待できる。
スペックよりも置き場所と、置く場所に合う見た目という人は、まずはサイズや見た目を考えてからPCを選ぶとイイだろう。
PCをより安く、イイものを購入するなら
専門店で購入するのがオススメ
これまでの解説に基き、まず話題のRyzen搭載のPCの入門機として、APUである「Ryzen 5 3400G」を搭載したPCをオススメしたい。
最近では、オンラインショップでもPCを気軽に購入できるが、オンラインではどうしてもPCのサイズ感や見た目などがつかみ辛いので、できればPC専門の実店舗で購入するのを推奨したい。
大手家電量販店では、主要PCメーカーのブランドを手広く扱っているがデスクトップPCなどのラインアップは少なめだ。そのため、コスパのいいPCを購入したい人には、全国に店舗を構えるBTO PCショップをオススメしたい。
受注生産であるBTO(Build To Order)PCを扱う店舗は、ドスパラやTSUKUMO、パソコン工房、マウスコンピューターなどがあり、たとえば全国の主要都市に22店舗を構えるドスパラの「ドスパラ秋葉原本店」を例にとると、1階にBTO PCがズラリと並び、即納モデルも豊富に用意されている。
店舗によって大きな違いはないが、たとえばお店ごとの延長保証やサポート体制に若干の違いがある。24時間365日電話サポートや気軽に問い合わせできるLINEサポートなどを行なっていたりと、細かな違いはあるが、PCを初めて購入し、トラブルが不安という人なら、BTO PCを扱う専門店で購入するのが安心だ。
もちろん、その他の店舗でも豊富な知識を持つスタッフがいるので、初めてPCを購入する際は安心だ。