Radeon RX 5700 XT環境での快適度は?
では、「DOOM Eternal」がAMDプラットフォームでどの程度快適に動作するかを試してみよう。テストにあたり用意したのは、人気の8コア/16スレッドCPU「Ryzen 7 3700X」、およびハイエンドGPU「Radeon RX 5700 XT」を搭載したASUSのグラフィックスカード「ROG-STRIX-RX5700XT-O8G-GAMING 」だ。
計測はフルスクリーン環境で、解像度はフルHD(1920×1080ドット)、WQHD(2560×1440ドット)、4K(3840×2160ドット)の3パターンを選択。画質は「ウルトラナイトメア」とし、最初のミッション「地上の楽園」開始から1分間プレイしたときのフレームレートを「MSI Afterburner」で取得した。
本作はそれほど重いタイトルではなく、「Radeon RX 5700 XT」であれば、フルHD解像度で平均約200fps、WQHD解像度でもほぼ144fps程度のハイフレームレートを発揮できる。2つの解像度では最小フレームレートも100fpsを超えており、描画についてはまったく問題ないレベルと言ってしまって構わないだろう。4K解像度ではフレームレートが平均・最小ともに若干だが60fpsを上回る。RX 5700 XTであれば、すべての解像度で快適な動作が保証されていると言えそうだ。
決してレガシーな作品ではない、FPSシューター史に残る傑作
「DOOM」シリーズと言えば、FPSタイトルとしては非常に長い歴史があり、現在ほどゲームジャンルの呼称統一や分化が進んでいなかった1990年代には、国内におけるFPSタイトル全体が「DOOM系」というくくりで呼ばれていたこともあったという。「DOOM」はそれほどに代表的な作品だが、その歴史ゆえに、名前を聞いただけでややレガシーな印象を受けたり、とっつきにくさを感じたりするプレイヤーも存在するかもしれない。
しかし、モダンなFPSタイトルとしてリブートした2016年版「DOOM」を踏まえて、その完成度をさらに高めた「DOOM Eternal」は、FPSシューターというジャンル自体に新たな可能性を感じさせる傑作タイトルだ。独特なシステムへの多少の慣れは必要かもしれないが、とにかくプレイしてみて欲しい。あらゆる武器を一通り使いまわせるようになった頃には、ドゥームスレイヤーとしてデーモンを屠る手を止められなくなっているはずだ。
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