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近日国内発売予定と噂の12スレッドCPU、Ryzen 5 1600AFの実力はほぼ2600と同等の性能!(1/3)

加藤勝明(KTU) 編集●ジサトラハッチ

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

「Ryzen 5 1600AF」の発売で
AMDのインテル包囲網はまた一歩完成に近づく

近日、新たな低価格CPU「Ryzen 5 1600AF」の国内販売が開始されると、AMDの関係者から情報が寄せられお借りすることができた。Ryzen 5 1600といえば2017年春に登場した「Zen」ベースの製品なのになぜ今更……? と思うだろう。

だが本稿で扱う製品は、プロセスルールをオリジナルの14nmプロセスではなく、1世代進んだ12nmプロセスで製造されたもので、“旧モデルのリニューアル版”という印象なのだが、実際のところはRyzen 5 2600のリブートというべき製品だ。

この新Ryzen 5 1600の外箱やCPU表面には「Ryzen 5 1600」としか打刻されていないが、OPNの末尾2文字が「〜AF」となっていることで見分ける事ができる。以降新モデルのことを「Ryzen 5 1600AF」と表記することとしよう。

Ryzen 5 1600AFの外箱に打刻されている型番は「Ryzen 5 1600」

バーコードの近くに打刻されているOPNをよく見ると、末尾2文字が「AF」になっている。ここで見分けよう

新旧Ryzen 5 1600の比較。OPNの末尾(赤カコミ部分)で見分ける事ができる。一番上のロゴのフォントが違っていることに気がついただろうか?

このRyzen 5 1600AFは既に海外では販売もレビューも解禁済みだったが、今回国内販売が解禁になるとのことなのでレビューしてみたい。ただ、本稿の執筆時点では発売日や価格はCOVID-19の影響により明らかにされていない。担当編集がとある筋から聞いたところ1万円をやや切るのではとのことだったが、未確定情報のままでは価格に関しては論じ得ない。よって今回は純粋な性能だけを論じる事とする。

画像は公式のRyzen 5 1600のもの。パッケージはお馴染みのキューブ型。CPUクーラーはWraith Stealthが同梱される。国内販売時期および価格は現行執筆時点では明らかにされていなかった

Zen+相当なので付属クーラーも変更される

ではRyzen 5 1600AFのスペックから確認してみよう。コア数は6コア(C)/12スレッド(T)で内蔵GPUは持たない。Zen世代のRyzen 5 1600よりもL3のキャッシュ搭載量が増加したのに加え、メモリーコントローラーもDDR4-2666から2933にグレードアップしている。

ただ、既存のRyzen 5 3500よりも安く出すためにクロックが微妙に下げられている。

Ryzen 5 1600AFと、その近傍の製品のスペック

お詫びと訂正:掲載当初、CPUクーラーの表記に誤りがありました、訂正してお詫び申し上げます。(2020年5月2日20時25分)

価格帯的に競合すると思われるのが今年3月に発売されたRyzen 5 3500だ。Ryzen 5 3500はSMTが無効にされた6C6Tなのに対しRyzen 5 1600AFはSMTありの6C12Tであるため、マルチスレッド性能においては1600AFが有利な一方、シングルスレッド性能や処理効率といった面ではZen2世代の3500の方が優越する。

そしてRyzen 5 3500はZen2世代のためGen4対応の超高速なNVMe SSDの速度を活かしたシステムになり得るが、Zen+世代の1600AFはGen4対応SSDを組み込んでもGen3相当の性能しか出せない、等の違いがある。Gen4対応はなくても良いから安くPCを組みたい、という人向けの製品といえる。

「CPU-Z」で情報を拾ってみた。まだCPU-Z自身がRyzen 5 1600AFに完全対応していないため、Name欄はRyzen 5としか表示されていない

Zen世代、つまり最初のRyzen 5 1600の場合。中盤のModelとExt.Modelが異なる表記になっている

Zen+世代のRyzen 5 2600ではこうなる。ModelとExt.Modelの値はRyzen 5 1600AFと同じ「8」になっている

Ryzen 5 1600AFを使っていても、Ryzen 5 1600とのみ表示される。この点はCPU-Zと共通だ。1600AFはあくまで我々が勝手にそう呼んでいるだけで、Windowsからは1600なのだ

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