※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)
高級感がある、スタイリッシュなデザインを踏襲
性能を確認する前に、まずは本機の外観について触れておきたい。ライターの山口優氏が、以前ASCII.jpで従来機をレビューしているので、従来機との比較はその過去記事を参考にして欲しい。天面は従来と同じく梨地処理を施され、高級感のある見た目に、サラサラとした手触りの良さを両立している。カラーバリエーションはナイトフォールブラックのみだが、落ち着いた色合いなので、ビジネス用途でも活用できるだろう。
パッと見は大きく変わっていないように思えるが、従来機はキーボードとディスプレーの間に排気口があり、やや距離が空いていたが、排気口は背面に移動したことで、キーボードとディスプレーの距離が縮まった。
サイズ幅は従来機と変わらないが、排気口がキーボード上部ではなくなったことで、奥行きは194mmと従来モデルの212mmよりも短くなり、11インチのノートPC並みのサイズに収まっている。そのお陰か、重量も公称値で-0.03kgとわずかに軽量化している。
ACアダプターもdGPUを搭載するゲーミングノートPCよりも小型で、大体200~300gくらいと思われるので、PCと併せても1.5kg満たないくらい。さすがに、1kg切りを謳う高級なビジネスモバイルと比べるとやや重く感じるが、一部の薄型軽量のモバイルPCのような頼りない感じではない、しっかりとした作りのため、持ち運ぶ際の安心感はあるだろう。
ディスプレーは写真や動画が映えるグレアパネル。左右のベゼル幅は実測で5mmほど、上部はウェブカメラ、下部はアクセント的に小さくロゴがあるだけで広くはなく、没入感は高め。解像度はフルHDだが、このサイズであれば十分で、YouTubeやNetflixなどの動画サービスの動画視聴にも向く。
スピーカーは前面の左右底部にあり、デンマークの高級オーディオブランド「Bang & Olufsen社」と共同でチューニングを行なったというサウンドシステムを採用。重低音の響きは弱いが、中高音の響きの広がりが良く、一般的なモバイルノートPCとしては高水準の音質が楽しめる。
薄型なためインターフェースは少なめで、左右両方にUSB3.0 Type-C、左側面にUSB3.1 Type-Cとヘッドフォンジャック、右側面にマイクロSDカードスロットのみを備える。USB Type-CはPower Delivery、電源オフUSBチャージ機能、DisplayPort 1.4に対応するため、映像出力は行なえるが、Type-C→HDMIのケーブルが必要。また、カードスロットはマイクロSD対応のため、デジタルカメラを使う人は、別途SDカードリーダーが必要だ。