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クロック微増のRyzen 3000XTシリーズと現行モデルの難解な性能差を30回試行で徹底比較 (1/5)

加藤勝明(KTU) 編集●ASCII

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

 2020年7月7日22時(日本時間)、AMDのデスクトップPC向けメインストリームCPU「Ryzen 3000XT」シリーズの発売日や価格、ベンチマーク情報のNDAが解禁された。

 既報の通り、今回投入された新モデルは「Ryzen 9 3900XT」、「Ryzen 7 3800XT」、「Ryzen 5 3600XT」の3モデルで、いずれも既存のRyzen 3000シリーズと同じ設計で製造されたCPUだ。その違いは、「T」の付かない既存モデルよりもブーストクロックが100MHzないし200MHz上がり、Ryzen 5 3600XT以外はCPUクーラーが別売になった点となる。

 CCX内におけるコア構成もTDPやメモリークロックといった足まわりも同じなので、設計的な目新しさはまったくない。AMDによればエンスージアスト向けの製品とのことだが、先日発売したインテルの第10世代Coreプロセッサーに対する防衛ラインの強化的な側面も備えている。

 なお、本邦におけるRyzen 3000XTシリーズの販売解禁はやや遅く、2020年7月18日午前11時以降となる。価格は現行のTなしモデルに対して2000~4000円強程度上に設定されている。上位2モデルはCPUクーラー別売ゆえにRyzen最大の持ち味である費用対効果が弱くなってしまうものの、最初から簡易水冷や大型空冷クーラーを組み込む前提で考えているなら特段問題はないだろう。

 今回はRyzen 3000XTシリーズの3モデルすべてを試す機会に恵まれた。果たして既存のTなしモデルに対し、どの程度のパフォーマンスゲインが期待できるのか? 簡単ではあるが検証してみたい。

AMDの資料より抜粋。Ryzen 3000XTシリーズのうちRyzen 9/7はCPUクーラーが別売で、Ryzen 5のみ同梱となる。ターゲットはエンスージアスト向けで、既存の第3世代Ryzenユーザーの乗り換えは想定していない
AMDが謳うRyzen 3000XTシリーズの強み。右から2番目の「SUPPORT」の部分には、「Ryzen 3000シリーズ対応BIOSを搭載したいかなるマザーボードでも、Ryzen 3000XTはブートする」とある
既存のRyzen 3000シリーズがやや値下がりし、その結果生じた価格帯の隙間にRyzen 3000XTを滑り込ませて防衛ラインを手厚くした形になる。これを見る限り、Ryzen 9 3950XやRyzen 5 3600より下のゾーンはテコ入れする予定はないようだ
今回入手したRyzen 5 3600XT、Ryzen 7 3800XT、Ryzen 9 3900XT。パッケージ形状は一切変更なし。刻印以外では外見から既存のTなしモデルと区別することはできないだろう

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