RGB LED対応だが
発光の有無を問わず個性的なデザイン
そしてSteel Legendと言えばデザイン面も大きな特長。B550M Steel Legendはモノトーンの迷彩カラーで、ヒートシンクもそれに合わせてシルバー塗装されている。ソケット左側部分のより大型のものは、内部を中空とし、やや小さめのソケット上部のものも、高さを出して冷却性能を高めている。MOSFETとチョーク双方に接する構造だ。

ヒートシンクはこのクラスにしては大きめ。造形も複雑で熱伝導部の面積も大きいため、冷却効果は高そうだ
なお、プラ製のI/Oシールドカバー部分が通電中に多少温かくなるが、これはLEDを搭載しているため。ヒートシンクとは接していない。正面のロゴとその側面、またヒートシンクとの隙間からも光が漏れ、ソケット周辺も明るく光る。加えてチップセットヒートシンクの周囲にもLEDを搭載している。これらはASRockのユーティリティ「Polychrome SYNC」から制御できる。

LED発光はI/Oシールドカバー部分とチップセットヒートシンク周辺
チップセットヒートシンクはM.2スロット部分までカバーする大型のものだ。表面的には一体化しているが厳密には2ピース。熱伝導パッドを介してベース部分と表面部分をつないでいる。

大型のチップセット&M.2ヒートシンク。大きく、デザイン的な一体感もあって見た目がよい
この価格帯で2.5GbE対応
ほか目立った追加チップはないが基本に忠実
インターフェースや機能面を見ていこう。まずはバックパネル。基本的なインターフェースが中心だが、PS/2端子が加えられ、映像出力もHDMI、DisplayPort各1つなので充実している。それにこの価格帯でCMOSクリアスイッチを設けているところもポイントだ。

インターフェースの種類は豊富。ポート数も十分なものを備えている
ネットワークは有線LANが2.5GbE、無線LANは非搭載。有線LAN側のチップはRealtek「RTL8125BG」。無線LANは非搭載でも、無線LANモジュール用のM.2スロットと、バックパネルにはアンテナ装着用の穴が設けられている。

2.5GbE対応のRealtek「RTL8125BG」
M.2スロットは2つ。片方がヒートシンク付きのCPU直結側で、PCI Express 4.0 x4対応のもの。もう1つはチップセットヒートシンクの下にある、チップセット側に接続されたPCI Express 3.0 x4/Serial ATA 3.0対応のもの。どちらもサイズ規格は2280までの対応で、22110は非対応。そしてPCI Express x1スロットの後方に、先ほど紹介した無線LANモジュール用の2230サイズスロットが用意されている。

M.2 SSDに利用できるスロットはPCI Express x16 #1下にPCI Express 4.0×4対応のもの、PCI Express x16 #2後方にPCI Express 3.0 x4/Serial ATA 3.0対応のもの
Serial ATA 3.0ポートは6つ。4つは横向き、2つは上向きレイアウトだ。4つポート側の下2つ、#5、#6はM.2スロット#2のSerial ATA 3.0は排他の関係となるが、それでも横向き2ポート、上向き2ポートが利用できるのでレイアウトの自由度は高い。

Serial ATA 3.0ポートは横が4ポート、上が2ポートのレイアウト
オーディオ機能はコーデックチップがRealtek「ALC1200」。これにニチコン製Fine Goldコンデンサを組み合わせている。チップは上位にALC1220があるので、グレード的には劣るものの、デジタル/アナログ分離回路などの設計面、ソフトウェアのNahimic Audioのバンドルなどで充実させている。

オーディオコーデックはRealtek「ALC1200」

オーディオ用コンデンサは定番どころのニチコンFine Gold
「過剰」でなくてもトレンドには対応
このバランスのよさが万人受けのヒミツ
基本を外れていない分、ハイエンド志向には物足りないかもしれないが、ミドルレンジ狙いのユーザーにはオススメの一品といえる。現在のトレンドである2.5GbEを含めて必要なものを揃え、見た目にもインパクトがあり、かつ安い。それがB550M Steel Legendだ。
マザーボード以外は各ユーザーのプラン任せになるが、PCI Express 4.0対応のビデオカード、M.2 SSDにも対応しているので、今年の下半期、PCを組みたいという方にとっても準備万端のマザーボードではないだろうか。
そう言えば1つ足りないなというのが、フロントUSB用のType-Cヘッダーだが、ここは変換アダプタやケーブルなどを利用してユーザー側で対応したい。
ATXモデルもあるが、そこは拡張性をどこまで求めるのか、そして気に入ったケースがあるかないかだ。B550M Steel Legendは、その意味でMicroATXモデルである不利があるものの、ATXケースにMicroATXマザーボードの組み合わせだって自作玄人がコスパ追求で使う常套手段。いろいろとアイデアをひねってみてはいかがだろうか。