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【注目Radeonピックアップ!第23回】

2GHz越えのブーストクロック、独自ファンで冷却性能も優秀なGIGABYTE「AORUS Radeon RX 5700 XT 8G」の実力を検証 (2/2)

RTX 2070 SUPERといい勝負を見せる場面も
ファイナルファンタジーXIVも快適にプレイ可能

テスト環境
CPU AMD「Ryzen 7 3700X」
(8コア/16スレッド、3.6~4.4GHz)
マザーボード ASRock「X570 Taichi」
(AMD X570)
メインメモリ DDR4-3200 8GB×2
ビデオカード GIGABYTE「AORUS Radeon RX 5700 XT 8G」
(Radeon RX 5700 XT)、
GeForce RTX 2070 SUPER Founders Edition
SSD Plextor「PX-512M9PeG」
(M.2、NVMe、512GB)
電源ユニット SilverStone「SST-ST1200-G Evolution」
(1200W、80PLUS Gold)
OS Windows 10 Pro 64bit版

 それでは、AORUS RX 5700 XTのパフォーマンスをチェックしていこう。今回は、比較対象に競合製品となる「GeForce RTX 2070 SUPER」(以下、RTX 2070 SUPER)を用意。それ以外のテスト環境は表のとおり。

 まずは「3DMark」(Version 2.12.6964)の結果から見て行こう。まず、Fire Strikeの総合スコアでは、AORUS RX 5700 XTはRTX 2070 SUPERから6~11%高いパフォーマンスを発揮。とくに、4K解像度でのテストとなるFire Strike Ultraで、11%もの溝を空けている点は立派の一言。

 その一方で、DirextX 12のテストであるTime Spyでは、AORUS RX 5700 XTはRTX 2070 SUPERに4~7%の後塵を拝す形となった。NVIDIAのTuringアーキテクチャは、Time Spyでスコアを伸ばす傾向がある。RTX 2070 SUPERもその例に漏れず、逆転を許してしまったと捉えるのが妥当だろう。

 では、実際のゲームでのパフォーマンスはどうなのか、「BIOHAZARD RE:3」の結果を見てみよう。ここでは、オプションからテクスチャフィルタリングを高(0.5GB)に設定したうえで、ゲームをプレイ。その間のフレームレートをGPUOpenの「OCAT」(Version 1.6)で取得。なお、OCATの仕様上、最小フレームレートの代わりに、結果を並べた際の99%の位置にあるデータとなる99パーセンタイルを利用している。

 その結果だが、AORUS RX 5700 XTは、RTX 2070 SUPERに1~2%ほど届いていない。しかし、両者の差は2fps程度しかなく、その差を体感するのは難しい。とくに99パーセンタイルの値はほぼ揃っており、BIOHAZARD RE:3において両者のパフォーマンスは横並びと言ってしまってよいだろう。

 続いて「Borderlands 3」では、高プリセットに指定したうえで、ゲームに用意されたベンチマークモードを実行。その後、ログデータから平均フレームレートと最小フレームレートを算出している。

 Borderlands 3は、BIOHAZARD RE:3とは異なり、1920×1080ドットにおける平均フレームレートで、AORUS RX 5700 XTとRTX 2070 SUPERとの差は5%にまで広がっている。ただし、解像度が上がるにつれて両者の差は縮まる。高負荷に強みを見せるRX 5700 XTだが、AORUS RX 5700 XTでもその傾向は変わらない。

 「Far Cry New Dawn」もBorderlands 3と似た傾向だ。ここでは、ベンチマークモードを実行するにあたり、最高プリセットに指定している。その結果だが、やはり1920×1080ドットでは、平均フレームレートと最小フレームレートの両方で、RTX 2070 SUPERがAORUS RX 5700 XTに有意に立っている。しかし、3840×2160ドットではほぼ両者の結果が揃うなど、解像度の引き上げがAORUS RX 5700 XTに有利に働いているのが見て取れる。

 最後に、Radeonシリーズが不得手とする「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」だが、ここでは最高品質に設定してテストを行なった。その結果、AORUS RX 5700 XTはRTX 2070 SUPERに差を付けられる形になっているものの、3840×2160ドットでスクウェア・エニックスが最高評価とするスコア7000以上を発揮。AORUS RX 5700 XTであれば、ファイナルファンタジーXIVが快適にプレイできることは誰の目にも明らかだ。

価格は5万8000円から6万1000円ほど
品質やGPUクーラーの良さを踏まえると魅力的

 以上のテスト結果から明らかなとおり、AORUS RX 5700 XTでのゲームの快適性に疑いの余地はない。しかも、RTX 2070 SUPERといい勝負を演じている点は、素直に賞賛すべきポイントだろう。

 AORUS RX 5700 XTの価格は、5万8000円から6万1000円ほど。5万円前後で販売される製品も見かけるRX 5700 XT搭載モデルとしては、若干高めだ。しかし、高品質な部材や動作クロックの高さ、GPUクーラーの冷却性能が優れている点を加味すれば、十分納得のいく価格ではないだろうか。6万円前後であるRTX 2070 SUPERと比較すれば、このAORUS RX 5700 XTは、十分魅力的な存在であると言える。

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