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Ryzen 7搭載で17万円台!ワンボタンでLEDパターンが変わるコダワリを感じるTSUKUMO×MSIの最新ゲーミングPC(3/3)

飯島範久 編集●ジサトラハッチ

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

ゴリゴリの3Dゲームも十分楽しめる性能

マシンスペックを一通り確認したところで、ベンチマークテストを行なった。まずは、CPUの性能を測る「CINEBENCH R20」によるマルチコアとシングルコアをチェックしてみた。

「CINEBENCH R20」の結果

結果はマルチコアが4797pts、シングルコアが506ptsとRyzen 7 3700Xの8コア / 16スレッドという性能を遺憾なく発揮している。

ストレージの性能は、「CrystalDiskMark 7.0.0」にて計測。結果は、シーケンシャルリードが2354MB/sとミドルクラスレベルとなった。せっかくPCI Express 4.0に対応しているだけに、対応SSDを搭載してほしかった。また、500GBの容量だとゲームを数本インストールしたらすぐ埋まってしまうため、より大容量にするか、HDDを導入したいところだ。

「CrystalDiskMark 7.0.0」による計測結果

続いて、アプリの動作性能を測る「PCMark 10」を実行してみた。結果は、6520とかなり高いスコアになった。細かくアプリ別スコアを見てみてもビデオスコアの6038が一番低い値で、写真や動画の編集環境としても十分活躍できるマシンと言える。

「PCMark 10」の結果

グラフィックスの性能を測る「3DMark」も実行した。実行したのは、DirectX 12に対応した「Time Spy」と4K解像度の「Time Spy Extreme」。そしてDirectX 11に対応した「Fire Strike」、WQHD解像度の「Fire Strike Extreme」、4K解像度の「Fire Strike Ultra」の計5種類だ。

「3DMark」の結果

結果は、Time Spyで8670、Fire Strikeで1万9710となり、フルHD解像度でゲームをプレイするなら十分快適に楽しめるだろう。4K解像度だと、グラボのメモリーは8GB搭載しているので十分余裕はあるものの、スコア的にはもう一歩といったところ。フレームレートもTime Spy Extremeで25fps程度、Fire Strike Ultraで27fps程度なので、グラフィックスの品質を落とすなどの対応が必要となる。

定番ゲームのベンチマークテストも行なった。まずは軽量系ゲームであるスクウェア・エニックスの「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.51」だ。これは、3DMarkの結果を見て想像がつくかと思うが、グラフィックスを最高品質にして4K解像度でも超余裕という2万超えという結果になった。

「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.51」の結果

続いてスクウェア・エニックスの「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」を実行した。グラフィックスの設定は最高品質で行なっている。結果は、フルHDで1万5904(非常に快適)、WQHD解像度で1万3454(非常に快適)、4K解像度で6984(とても快適)となった。4K解像度の場合、平均フレームレートは46fps程度だが、最低フレームレートが17fpsと低め。グラフィックスの設定を高品質にすれば、非常に快適にプレイできるだろう。

「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」の結果

最後に、DirectX 12に対応したゲームとしてコードマスターズ「F1 2019」のベンチマークモードを実行した。コースはモナコの晴天で、グラフィックスはプリセットの超高にして3周のフレームレートを計測している。

「F1 2019」のベンチマークテストモードで計測した結果

結果は、4K解像度だと少々厳しいが、WQHD解像度で平均91fpsなので、十分快適にプレイできるだろう。設定をカスタマイズして負荷を緩めれば、さらにフレームレートを上げられるはずだ。

短時間ではあるが試用してみたところ、通常状態ならファン音はほとんど気にならず、ベンチマークテストを行なうような高負荷状態でも、ファンは高回転になるが筆者的にはそれほど気にならなかった。ケース内は配線もスッキリしていて、空間に余裕があるので、さらなる拡張も楽しめるだろう。

昨年、第3世代Ryzenシリーズが登場以降、Ryzenで自作マシンを組むという人が確実に増えている。今回、Ryzen 7 3700Xを搭載したMSI×TSUKUMOの「Powered by MSI」は、流行に乗って自作してみたいけどどのパーツを選んだらいいのかわからない、組み立てるのが少し不安といったユーザーに実にピッタリのマシンと言える。

さらにゲーミングマシンの需要も高まっており、今回評価したマシン「G-GEAR Powered by MSI GM7A-B202T/CP1」が通常なら20万超えが当たり前な性能を17万478円という価格で手に入るため非常にコスパが高い。ちょい上のクラスのゲーミングマシンが欲しいユーザーにオススメだ。

もう1つの廉価版モデルであるRyzen 5 3500にGeForce GTX 1660Tiを組み合わせた「G-GEAR Powered by MSI GM5A-A202T/CP1」は12万3178円と、ゲーミングマシンとしてはお手頃価格。これからゲームを始めてみたいユーザーなら、こちらのモデルを選ぶのもあり。予算に合わせてチョイスしてほしい。

(提供:TSUKUMO)


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