※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)
Radeon RX 5600 XTは4K解像度でも約50fps前後
フルHD以上の高解像度で遊べる余地がある!
テストはミッション25「再出撃」の難易度NORMALで、戦闘時の約2分間までをプレイし、Frapsでそれぞれ3回ずつ計測して行なった。
地球防衛軍5には、画質設定がなく解像度のみ変更可能と設定はシンプル。最大4Kの高解像度ディスプレーを使用したところ、Radeon RX 5500 XTでも60fps前後(Fraps上では62fpsなどと表示されるがこれは計測時の誤差、ゲームの仕様上は最大が60fps)で動作する時があり、戦闘が始まり敵が大量に迫り、攻撃のエフェクトが激しくなると、ややフレームレートが減少する。
瞬間的にフレームレートが落ちる瞬間があり、最小フレームレートはどちらも23~25fpsあたりで推移した。ちなみに解像度をフルHD(1920×1080ドット)にすると、Radeon RX 5600 XTは最小値もほぼ60fpsになり、Radeon RX 5500 XTは最小値が51fpsになった。
どちらも4Kでもっさりとした動作ではなく、厳しい遅延を感じる場面は少ない。本作は対戦ゲームではないので、問題ないように思えるが、難易度がHARD、HARDEST、INFERNOと上がり、敵の数がより多く、エフェクトが激しくなった際に、ミッションによってはより重くなるシーンもあると考えれば、余裕を持ってGPUにRadeon RX 5600 XTを採用した製品を選ぶ方がいいかもしれない。
3Dアクションゲームとしては、割と動作が軽かったため、最近トレー販売が行なわれたRenoir(ルノワール)世代のAPU「Ryzen 7 PRO 4750G」でも動作検証を行なってみた。
検証環境は、本来Ryzen 5 3500と合わせておきたかったところ、別日に追加で検証を行なう際に別途環境を用意したため、マザーボードのチップセットやメモリーの型番などは変わっている。その点はご了承頂きつつ、あくまで参考値として欲しい。
【検証環境2 】 | |
---|---|
CPU | AMD「Ryzen 7 PRO 4750G」 (8コア/16スレッド、3.6~4.4GHz) |
マザーボード | GIGABYTE「B550 AUROUS MASTER」(B550) |
メモリー | 16GB(DDR4-3200 8GB×2) |
ストレージ | 128GB SSD(M.2 NVMe) |
電源ユニット | 750W 80PLUS GOLD |
OS | Windows 10 Home(64ビット) |
検証結果は上のグラフのとおり。最初の結果と合わせるため、4Kでの検証も行なったが、平均で10fpsも出ず、かなりガクガクに。WQHD、フルHDと解像度を下げることで、約10fpsずつ上昇し、結果フルHDでは平均28.3fpsとかなり30fpsに近い動作でプレイできた。
もちろん、60fpsでの動作する環境を体験した後に、体験するとややもっさりとした動きに感じるが、PlayStation 3までは家庭用ゲーム機は30fpsほどで動作していたため、フルHDであればやや古い世代のゲーム機と同等の体験はギリギリ行なえるとも言える。
ビデオカードなしで3Dアクションゲームでここまで動くのは立派。1280×720ドットまで落とせば30fpsを超えてくるので、敵が増えて動作が目に見えて落ちるシーンが多いと感じた場合は、HD解像度にして遊べば、カジュアルには遊べそうだ。
BTO PCであれば10万円前後と
コスパの良いPCで十分快適に遊べる!
「地球防衛軍5」は、敵がワラワラと攻め寄る絶望感を演出しながらも、映像美よりも快適にプレイできる動作の軽さも考慮された絶妙にバランスの取れた作品に仕上がっている。
100以上あるミッションとボリュームは非常に多く、オンライン協力プレイ、二画面プレイと離れた友人から、自宅で友人とワイワイ楽しむ、パーティーゲーム的な側面もあり、世界観とノリが好きな人にはとてもオススメできるゲームだ。
3Dアクションシューティングゲームながらも動作は軽めな方で、WQHD以上の高解像度60fpsで遊びたい場合は、Radeon RX 5600 XT以上のビデオカードを、出来る限り予算を抑えてPCで遊びたいという人は、Radeon RX 5500 XTまたはRenoir世代の最新APUを選択するのもアリ。
BTO PCであればRadeon RX 5500 XT搭載機で10万円以下、Radeon RX 5600 XT搭載機で10万円台などと、お買い得な価格で購入できる。
ゲーム機のメリットはゲーム機の性能に合わせてゲームを調整し、動作保証している点だが、PCの場合は最初は価格を抑えつつ、後でパーツを入れ替えて自分でカスタマイズしてパワーアップできる。そのため、ゲーム機では対応していない、より高解像度、高リフレッシュレートで遊べたり、3画面出力などのリッチな環境で遊べる余地がある。
また、ゲーム機よりも数多いソフトウェアを導入でき、出来ることの幅が広い点が挙げられる。近年はクロスプラットフォームも増え、ゲーム機と連携してPCでリモートプレイをしたりといった遊びの幅のも広がっている。
リモートワークも増えていることもあり、ゲーム機だけでなくPCでもゲームが遊びたいなど考えている人は、この機会にPCゲームデビューも検討してみてはどうだろうか。