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GeForce系の鬼門「Assassin’s Creed Valhara」
次なる「Assassin’s Creed Valhara」では、画質は“最高”とし、ゲーム内ベンチマーク機能を利用して計測した。
これはSAM有効時の効果が劇的にかじられたタイトルでもあるが、同時に現行GeForceでは全くパワーを発揮できない(GPUのパワーリミットの限界まで使ってくれない)ベンチでもある。結果としてRX 6800 XTですらRTX 3090 FEを軽々と上回れてしまう状況が生まれた。
また、RX 6900 XTにおいても、SAMの効果が劇的であることもグラフから容易に読み取れる。フルHD時でSAM無効時に比べ約17%向上しているので、下手に高価なファクトリーOCモデルを買うよりも、SAMが使えるマザーボードに乗り換えた方がメリットがあるケースも考えられる。
VRAM8GBの強みが出た「MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE」
ラスタライゼーションベースのゲームのトリを飾るのは「MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE」だ。APIはDirectX 12、画質は“最高”をベースにHigh Resolution Texture Packを追加した。集会エリアにおける一定コースを移動した時のフレームレートを「CapFrameX」で測定している。また、RTX系GPUはWQHD以上の解像度においてDLSSも利用した時の結果も併記する。
これまで試してきたゲームはどれも解像度の低い状況ではRX 6900 XTが有利、4KでRTX 3090 FE有利なものが多かった。だがこのタイトルでは終始RTX 3090 FEがフレームレートにおいてRX 6900 XTを圧倒。DLSSを追加することでRX 6900 XTとの差を決定的なものにしている。拡張パック「ICEBORNE」実装時にAMDのFidelityFXが追加されたので相応にRadeonへの最適化が組み込まれたのかと思っていたが、実際は想像以上にGeForce系有利なタイトルだったようだ。