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【注目Radeonピックアップ!第24回】

1000台限定のRX 6800 XT搭載カード「Red Devil RX 6800XT Limited Edition」の実力を検証 (1/2)

 AMDはRDNA 2アーキテクチャを採用する新型GPU「Radeon RX 6800 XT」(以下、RX 6800 XT)をリリースした。このRX 6800 XTは、「GeForce RTX 3080」(以下、RTX 3080)の対抗馬に位置付けられ、Radeonシリーズでは久しいハイエンドモデルとあって、ユーザーの注目度は高い。

 PowerColorから、そんなRX 6800 XTを採用した「Red Devil AMD Radeon RX 6800XT 16GB GDDR6 Limited Edition」(型番:AXRX 6800XT 16GBD6-2DHCE/OC、以下 Red Devil RX 6800XT Limited Edition)が発売となった。このRed Devil RX 6800XT Limited Editionは、製品名からも明らかなとおり、1000枚限定モデルの豪華な仕様が特徴だ。では、Red Devil RX 6800XT Limited Editionがどういった製品なのか詳しく見て行こう。

パッケージには、Red Devilのロゴをあしらったキートップが付属しているのはかなりユニーク

OCとSilentの2つのVBIOSを搭載
裏面には限定のシリアルナンバーを記載

 まずは、Red Devil RX 6800XT Limited Editionの動作クロックから紹介していこう。Red Devil RX 6800XT Limited Editionのゲームクロックは最大2090MHz、ブーストクロックは最大2340MHzとリファレンス比で前者は75MHz、後者は90MHzそれぞれ引き上げられた、いわゆるクロックアップモデルである。なお、メモリクロックは16Gbpsで、こちらはリファレンスから変わりはない。

Radeon SoftwareからRed Devil RX 6800XT Limited Editionの仕様を確認したところ

 さらに、Red Devil RX 6800XT Limited EditionではOCモードとSilentモードの2つのVBIOSを搭載している点が大きな特徴だ。工場出荷時設定はOCモードで、その動作クロックは前述のとおり。一方のSilentモードは、ゲームクロックが2015MHz、ブーストクロックが2250MHzと、それぞれリファレンスまで低下する。なお、VBIOSの切り替えはカード側面のブラケット付近に実装されたディップスイッチで行ない、ブラケット側がOCモード、補助電源コネクタ側がSilentモードとなる。

ブラケットのすぐ側に実装されているVBIOS切り替え用ディップスイッチ。なお、VBISOの変更には再起動が必要になる点は留意しておきたい
OCモードでの「GPU-Z」(Version 2.36.0)の実行結果
一方こちらはSIlentモードでの実行結果。ゲームクロックとブーストクロックともに低下しているのが見て取れる

 カード長は実測で約320mm(※突起部除く)で、RX 6800 XTリファレンスカードが約268mmだったのに比べると52mmほど長い計算になる。ただ、基板自体は260mmほどしかないため、GPUクーラーがカード後方に60mmほどはみ出た格好だ。

 そのGPUクーラーは、2.9スロット占有タイプで、3基のファンを搭載。これらのファンは両端が100mm角相当で、中央の1基のみが90mm角相当とサイズを変えている点はユニーク。これらのファンはブレードを下向きにしており、同社曰く整流効果と風圧を最大60%増加しているとのこと。また、GPUコアの温度が60℃以下になると、ファンの回転を停止する機能も用意されている。

3基のファンを搭載しているが、中央の1基だけサイズを変更している。これにより、エアフローの整流効果が向上するという

 放熱フィンは前方と後方の2ブロック構成で、その間を8mm径が3本、6mm径が4本の計7本のヒートパイプが繋ぐ構造だ。また銅製ベースはGPUはもちろんのこと、メモリチップにもしっかり接しているため、冷却面での抜かりはない。

かなり厚みがあるGPUクーラーだが、2ブロック構成の放熱フィンはかなりのサイズで、その間をヒートパイプで結んでいるのが見て取れる
カード裏面には補強用の金属製のバックプレートが装着されている
台数限定を表すシリアルナンバーが記載

 電源回路は14+2フェーズ構成で、MOS FETとドライバICを1パッケージに収めたDrMOSを採用。さらに、同社がプラチナ電源キットと呼ぶ電力効率が高く信頼性の高いデバイスを使用するなど、電源回路はかなり豪華な仕様に仕上がっている。

 さらに、カード後方に取りつけらたLEDにより、ファン周りやカード後方、それに裏面が点灯するようになっている。なお、これらのLEDは、付属アプリケーションの「DevilZone RGB」(Version 1.1.0)を用いて色や光り方を制御可能で、マザーボードとシンクロさせて光らせるといったこともできる。

DevilZone RGBには、常時点灯のSingle Colorやゆっくり点滅するBreathingなど、11通りの光り方が用意されている

 補助電源コネクタは8ピンを2基搭載。映像出力インターフェースは、DisplayPort 1.4×2とHDMI 2.1×1、それにUSB Type-C×1の4系統で、このあたりはリファレンスカードから変わりはない。

補助電源コネクタは8ピン×2という構成。マザーボードに装着した際の垂直方向に実装されているため、コネクタがケースに干渉しないよう、カード上方に余裕を確保したい
DisplayPortが2つ、それにHDMIとUSB Type-Cという構成。リファレンスカードではブラケットは塞がれていたが、本製品では排気孔となるスリットが用意されている

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