AMD HEROES

twitter
facebook
line

Cyberpunk 2077最高画質プレイに必要なRyzenとRadeonの組み合わせについて考える(1/3)

加藤勝明(KTU) 編集●ジサトラハッチ

PCゲームは今年さまざまな話題作が生まれたが、2020年終盤にリリースされた「Cyberpunk 2077」は“いろいろな意味で”話題を集めている。家庭用ゲーム機でもプレイできるが、スペックを盛りに盛れるPCでプレイするのが一番精神的に良いと筆者は考える。退廃的で煌びやかなナイトシティの凄さは、ぜひとも最高画質でプレイして戴きたいものだ。

しかし、Cyberpunk 2077は要求スペックもそれなりに高い。公式情報によれば、2020年に一躍シェアを拡大させたAMDの環境で最高の“ウルトラ”設定で遊ぶにはCPUが「Ryzen 5 3600」でビデオカードが「Radeon RX 6800 XT」、メインメモリーが16GBに指定されている。

そこで今回はベンチマークを通じて、AMD環境でCyberpunk 2077をウルトラ設定で快適に遊ぶためのスペックを考察してみたい。

CD PROJECT REDのサポートページから引用したCyberpunk 2077の動作環境。画質によって推奨スペックが分かれているが、なぜか画質と解像度がリンクしてしまっているので、フルHDでウルトラ設定で遊びたい場合の推奨スペックが分からない……

Cyberpunk 2077のような重量級ゲームには、AMD最新の「Radeon RX 6800 XT」(RX 6800XT)を使いたい。写真はリファレンスカードのものだ

今回はCyberpunk 2077のグラフィックの美しさを堪能するためにウルトラ設定におけるパフォーマンスを考察してみる

Patch 1.06の段階では、まだRadeon向けにレイトレーシング(DXR)は解放されていない

CD PROJEKTR, CyberpunkR, Cyberpunk 2077R are registered trademarks of CD PROJEKT S.A c CD PROJEKT S.A. All rights reserved.
All other copyrights and trademarks are the property of their respective owners.

Ryzen 3000/5000シリーズとRadeon RX 6000シリーズで検証

話を始める前に今回の検証環境を紹介しよう。CPUはRyzen 3000/5000シリーズ、GPUはRadeon RX 6000(RX 6000)シリーズ3モデルを揃えた。さらにGPUは比較対象として、RDNA世代のRadeon RX 5700(RX 5700)も準備している。

さらに、RX 6000シリーズのストロングポイントであるSAMこと「Smart Access Memory」だが、検証用マザーボードのBIOSを最新版(F31q)に更新したところ本来サポートされないはずのRyzen 3000シリーズでもResizable BARが有効化できることが分かったため、全CPU環境でSAMが活きている(どの程度効いているかはさておき……)。

「X570 AORUS MASTER」のBIOS F31q環境では、Ryzen 3000シリーズでもResizable BARの項目が出現。これを有効化することでRX 6000シリーズのSmart Access Memoryが利用可能になっている

【検証環境】
CPU AMD「Ryzen 9 5950X」
(16C/32T、3.4~4.9GHz)、
AMD「Ryzen 9 5900X」
(12C/24T、3.7~4.8GHz)、
AMD「Ryzen 9 3900XT」
(12C/24T、3.8~4.7GHz)、
AMD「Ryzen 7 5800X」
(8C/16T、3.8~4.7GHz)、
AMD「Ryzen 7 3800XT」
(8C/16T、3.9~4.7GHz)、
AMD「Ryzen 5 5600X」
(6C/12T、3.7~4.6GHz)
AMD「Ryzen 7 3600X」
(6C/12T、3.8~4.4GHz)
CPUクーラー Corsair「iCUE H115i RGB PRO XT」
(簡易水冷、280mmラジエーター)
マザーボード GIGABYTE「X570 AORUS MASTER」
(AMD X570、BIOS F31q)
メモリー G.Skill「Trident Z RGB F4-3200C16D-32GTZRX」
(DDR4-3200、16GB×2)×2
ビデオカード AMD「Radeon RX 6900 XTリファレンスカード」、
AMD「Radeon RX 6800 XTリファレンスカード」、
AMD「Radeon RX 6800リファレンスカード」、
AMD「Radeon RX 5700リファレンスカード」
ストレージ GIGABYTE「AORUS GP-ASM2NE6200TTTD」
(NVMe M.2 SSD、2TB)
+ウエスタンデジタル「WDS100T2X0C」
(NVMe M.2 SSD、1TB)
電源ユニット Super Flower「Leadex Platinum 2000W」
(80PLUS PLATINUM、2000W)
OS Microsoft「Windows 10 Pro 64bit版」
(October 2020 Update)

この記事もおすすめ

PAGE TOP