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Ryzen&ゲーミングシーンにはOCメモリーがオススメな理由とは?(2/2)

高クロックメモリーでフレームレートが向上

テストは「Fortnite」、「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」、「
DEATH STRANDING」、「CONTROL」、「Watch Dogs Legion」、「Cyberpunk 2077」といった6つのゲームタイトルを使用。解像度2560×1440ドット(WQHD)、最高の画質品質に設定。さらに「CONTROL」、「Watch Dogs Legion」、「Cyberpunk 2077」のレイトレーシング(DXR)に対応するタイトルでは、DXRも最高品質を選んだうえ、プレイに支障のないように、DLSSも有効(バランス)にしている。

フレームレートは、120秒間ゲーム内の一定ルートを移動した際の数値を「CapFrameX」で記録し、平均と最小1%(1パーセントタイル点)を抽出している。

ライト~ヘビー級まで6つのゲームタイトルを試すと、「ファイナルファンタジーXIV」ではメモリークロックでの差がほとんど見られなかったが、残りの「Fortnite」、「DEATH STRANDING」、「CONTROL」、「Watch Dogs Legion」、「Cyberpunk 2077」では、DDR4-2666でのプレイ時よりも、フレームレートはわずかだが向上している。

 Fortniteのフレームレート


Fortniteのフレームレート

ファイナルファンタジーXIVのフレームレート

ファイナルファンタジーXIVのフレームレート

DEATH STRANDINGのフレームレート

DEATH STRANDINGのフレームレート

CONTROLのフレームレート

CONTROLのフレームレート

Watch Dogs Legionのフレームレート

Watch Dogs Legionのフレームレート

Cyberpunk 2077のフレームレート

Cyberpunk 2077のフレームレート

5つのゲームタイトルの傾向は、ほぼ同じで、DDR4-2666からDDR4-3200 CL22/CL16にすることでフレームレートは2~4fps程度アップしている。ただ、体感できる差ではなく、誤差の範疇にも収まってしまうレベルではある。

また、より高クロックなDDR4-3600でフレームレートが低下する傾向が見られた。DDR4-3600駆動時に、メモリーエラーが発生しているような挙動はなかったので、原因は不明だが、時間があるときに別のDDR4-3600動作の製品などを用意しつつ、試してみたいところだ。

体感差はないがDDR4-3200を選んでおいて損はない

メモリーのクロック変更では、ゲームの快適度に体感できる差はなく、フレームレート差は誤差の範疇に収まっている。しかしながら、それはCPUやビデオカードのオーバークロックでも同じような傾向になる。そうした積み重ねが、少しでも高いフレームレートの維持に貢献し、ゲームの快適度の安定性に繋がる。そういった意味では、現状のDDR4-2666とDDR4-3200 CL22との価格差なら、高クロックメモリーを選んでおいて損はない。

また、自分のRyzen PCのメモリークロックを確認していなかった人や、DDR4-3200などの高クロックメモリーを選んで組んだが、BIOSでメモリークロックの設定を行なっていなかった人は、以前メモリーの設定方法を紹介した既報の記事を参考に、設定を行なっておくことをオススメしたい。

 

注意:「AMD のプロセッサーとメモリーをオーバークロックおよび/またはアンダーボルトして AMD が公開した仕様の範囲外の操作をすると、AMD ハードウェアまたはソフトウェアによりオーバークロックおよび/またはアンダーボルトが有効な場合でも、適用されるべき AMD 製品の保証が無効となります。」(2023年12月14日追記)


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