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Radeon RX 6800 XTの性能を最も引き出せたCPUをゲーム12タイトルで検証する(1/6)

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

RDNA 2アーキテクチャーを採用した“Big Navi”こと「Radeon RX 6000シリーズ」が出てから1ヵ月余が経過した。出荷量は相変わらず少ない点は残念だが、そろそろ新世代Radeonのパワーを活かしたゲーミングPCを検討している人もいるだろう。

すでにRX 6800〜RX 6900 XTに関しては、性能の検証を前編と、後編と2つの記事で論じているが、RX 6000シリーズの設計的特徴である「Infinity Cache」と、業界に先んじて実装した「Smart Access Memory」(より一般的な呼び方をすると「Resizable BAR」)の存在により、かなりの数のゲームでライバルであるGeFore RTX 30シリーズを上回る結果を出した。

4Kでのプレイやもう一つの技術的ハイライトであるDXR(DirectX Raytracing)対応では、RTX 30シリーズに及ばないという欠点は見られたものの、Radeonでも高画質あるいは高フレームレートでゲームを楽しみたい人にはRX 6000シリーズは非常に魅力的なGPUとなっている。

本稿は筆者が昨年、Ryzen 5000シリーズ投入前に実施した記事「GeForce RTX 3080の相棒にふさわしいのはどっち?Core i7-10700K対Ryzen 7 3800XTゲーム7本比較」の逆転&拡大版といったところだ。

RX 6800 XTの最高性能を引き出せるCPUは、果たしてRyzen 5000シリーズなのか? それとも第10世代Coreプロセッサーなのか? さまざまなゲームを通じて検証していきたい。

RDNA 2アーキテクチャーの凄さを世間に知らしめた「Radeon RX 6800 XT」。既にAICパートナーから独自設計のカードが登場しているが、今回はリファレンスデザインのカードを用いて検証する

Zen 3世代のRyzen 5000シリーズはどれも人気が高いが、特に人気を集めているのが12コア(C)/24スレッド(T)の「Ryzen 9 5900X」。マルチスレッド性能良し、さらに2CCD構成ゆえ発熱もRyzen 7 5800Xより低くて扱いやすいなど、非常に完成度が高い

Comet Lake世代のハイエンド「Core i9-10900K」は、Ryzen 9 5900Xに比べるとコア数が少ない(10C20T)が、ブースト時の最大クロックが高い(5.3GHz)。消費電力にハンデを抱えているが、どんどん値が下がってきたことでコストパフォーマンスが高くなっている

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