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【注目Radeonピックアップ!第27回】

RTX 3080を圧倒!4Kゲーミングも余裕でこなすPowerColor「Red Devil RX 6900 XT」をレビュー (1/2)

 Radeonシリーズの最上位モデルとして、10万円を優に超える価格ながらも、「Radeon RX 6900 XT」(以下、RX 6900 XT)の人気は高い。今回は、そんなRX 6900 XTを採用したPowerColor製「Red Devil AMD Radeon RX 6900 XT 16GB GDDR6」(以下、Red Devil RX 6900 XT)を紹介したい。

 同社のRed Devilシリーズというと、高品質かつ高いオーバークロック設定を施した最上位モデルというイメージが強いが、果たしてこのRed Devil RX 6900 XTはどのような製品に仕上がっているのだろうか。ゲーマーが満足のいくパフォーマンスを備えているのかどうか、テストにより明らかにしてみたい。

320mmクラスのGPUクーラーはかなり大きめ
GPUや電源部など冷却にはかなり注力している印象

 まずは、Red Devil RX 6900 XTの動作クロック設定から紹介していこう。Red Devil RX 6900 XTは、ゲームクロックが2105MHz、ブーストクロックが2340MHzと、リファレンス比で両者ともに90MHz引き上げられたクロックアップモデルだ。なお、メモリクロックは16Gbpsで、こちらはリファレンスから変わりはない。

GPU-Z(Version 2.36.0)の実行結果
Radeon Softwareからスペックを確認したところ

 なお、Red Devil RX 6900 XTは、OCモードとSilentモードの2つのVBIOSを搭載している。工場出荷時設定はOCモードで、前述の動作クロック設定はこのモードでのものだ。一方のSilentモードでは、ゲームクロックが2015MHz、ブーストクロックが2250MHzと、OCモードから90MHz下がり、リファレンススペックと同じになる。

 つまり、Silentモードは動作クロックを低くすることで消費電力を抑え、静音性を高めるモードと言ってよいだろう。なお、Silentモードでもメモリクロックは16Gbpsのままだ。

Silentモードに切り替えた際のGPU-Zの実行結果。“GPU Clock”と“Boost”のそれぞれの値が先ほどより低下しているのが分かる
こちらはSilentモードでのRadeon Softwareの内容。ゲームクロックを示す“コアのクロック”は2015MHzとなっている
VBIOS切り替え用のディップスイッチは、カード側面のブラケット側に搭載。ブラケット側がOCモード、逆側がSilentモードになる

 それでは、カードそのものについて見ていこう。カード長は実測で約320mm(※突起部含まず)で、RX 6900 XTリファレンスカードが同266mmであったのに比べるとかなり長めだ。なお、基板自体は266mmほどしかないので、GPUクーラーがカード後方に50mm強はみ出た格好だ。

 そのGPUクーラーは3スロット占有タイプで、かなり厚みがある。100mm角相当のファンを2基、90mm角相当のファンを1基搭載し、GPUへの負荷が少ないアイドル時などにはファンの回転を停止する機能も用意されている。PowerColorによると、これらの冷却ファンは新設計したもので、エアフローと風圧が従来モデルから最大60%向上しているとのこと。

 なお、これらのファンの動作音は、筆者の主観であることを断ったうえで述べると、ハイエンドモデルにしてはかなり静かな印象を受けた。少なくとも、RX 6900 XTリファレンスカードより静かなことは間違いない。

3基のファンを搭載しているが、中央の1基のみが90mm角相当で、両端の2基が100mm角相当とサイズが異なっている

 GPUクーラーの銅製ベースプレートは、GPUだけでなくメモリチップにも接しており、メモリの冷却にも抜かりはない。そのベースプレートから、8mm径が3本、6mm径が4本のヒートパイプが、直上に位置する2ブロック構造の放熱フィンへと延びる構造だ。基板に目を移すと、電源部にはドライバICとMOS FETを1つのパッケージに収めたDr.MOSを採用し、それを14+2フェーズ構成にするなど豪華な仕様を誇っている。

カードを横から見たところ。3スロット占有タイプだけあって厚みがある。また、7本のヒートパイプが利用されているのも確認できる

 GPUクーラーには、半透明の樹脂製のパーツが用いられ、それがLEDの色を透過してかなり派手に点灯する。これらのLEDは、付属アプリケーションの「DevilZone FAN RGB control utility」(Version 1.1.0)を用いることで、色や光り方を変更できる。また、付属するアドレサブルRGBケーブルで本製品とマザーボードを接続すると、マザーボードのLEDとRed Devil RX 6900 XTとで同期を図ることも可能だ。

DevilZone FAN RGB control utilityでは、常時点灯の“Single Color”を含めて11通りの光り方がプリセットされている
カード裏面にはバックプレートが装着されている。カード後方のロゴにはLEDが搭載され、点灯するようになっている

 補助電源コネクタは8ピン×3構成。RX 6900 XTリファレンスカードが8ピン×2だったので、1本分電力供給量が強化されているわけだ。映像出力インタフェースは、DisplayPort 1.4×3とHDMI 2.1×1の4系統。ユーザーの使用頻度を考慮し、RX 6900 XTリファレンスカードにあったUSB Type-C(DisplayPort)×1が省略され、通常のDisplayPortを配置している。

補助電源コネクタには8ピンを3基搭載。カード自体の高さがあり、補助電源コネクタもマザーボードに対して垂直の向きに実装されているため、ケースと電源ケーブルが干渉しないためにカード上方にある程度の余裕が必要だ
映像出力インタフェースは、DisplayPort×3とHDMI 2.1という構成。ユニークなのは、各ポートがLEDによってライトアップされ、暗がりでもケーブルの装着が容易な点だ

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