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インターフェースは必要最低限
GTX 1650を内蔵する他、量産ノートPCとしては初と謳うリキッドメタルを採用した冷却システムに、新しいArc Flowファンを搭載と、高性能かつ薄型・軽量化を実現しているためもあってか、インターフェースは少なめだが、これは致し方がないと言わざるを得ない。
USBポートはType-Aが1つで、Type-Cは左右に1つずつ。ただし、左側面のType-CはXG Mobileを接続するインターフェースと排他になっている。標準ではゴム製のカバーが取り付けられているため、左側面のType-Cを使う場合は、カバーは取り外す必要があるので、なくさないように注意したい。
ゲームをプレイする際に、マウスやコントローラーは右側面のUSB Type-Aを使うと思うので、そうすると後はUSB Type-Cの周辺機器しか使えないが、最近では外付けストレージやイヤホンはUSB Type-C製品も増えて来ているので、あまり気にならない人もいるかもしれない。
困るのは、外付け光学ドライブを使う時だけだろうか。必要であれば、USB Type-Cのハブを使うとイイだろう。また、後述するが家ではXG Mobileに接続するという人にとっては、それほど問題にならないだろう。
ちなみに、排気口は背面に2つ、右側面に1つある。本機はキーボード部と液晶が2つのヒンジで取り付けられた形になっている。そのため、キーボード部と液晶の間には、やや隙間があり、キーボード部の背面から排気された熱い空気が、その隙間から下部に流れていくため、膝の上で使っている際はやや熱を感じた。
ちょとだけ残念なのは、多くの人が右利きのため、マウスを使う人は本体の右側で使用するため、右側面の排気口からの熱い空気が当たる点。しかしながら、排気口は液晶側に近い奥まったところにあるので、実際にはあまり気にならなかった。
Flow X13の魅力の1つは、持ち運ぶ際は軽量・薄型の2 in 1として、そして宅内ではXG Mobileに取り付けて、高性能なゲーミングPCとして使えることだ。XG Mobileは、Flow X13よりは速度が遅いが、USB 3.2 Gen1のUSB Type-Aが4つも備わっている。
また、ギガビットLANを搭載するため、自宅では「ROG XG Mobile GC31」にFlow X13と液晶ディスプレーを接続し、大画面と有線LANによる安定した通信でゲームや仕事が快適に行なえるという訳だ。
ちなみに、XG MobileはFlow X13に接続し、専用ケーブルのロックをして、電源供給が行なわれると自動的に認識される。接続時にはバーが表示され、接続完了まで約20秒ほどかかった。また、取り外す際はUSBメモリーを安全に取り外す時のように、タスクトレイのアイコンで接続解除をしたうえで取り外さないと故障の原因となるので、その点は注意したい。
ちなみにXG Mobileを接続し、PCゲームをプレイするなど負荷をかけると、インターフェースがある方の逆側の排気口から、かなり温かい空気が排出される。ベンチマークソフトのCINEBENCHでスコアーを計測中に非接触式の赤外線温度計で簡易的に測定してみたところ68度くらいだった。
そこそこ熱さを感じるので、接続して使う際はFlow X13の液晶の裏側に置いて使うなどした方がいいかもしれない。