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【AMDチップセットマザーボードレビュー第36回】

見せてもらおうか、ASUS×ガンダムのコラボマザーボードとやらを!シャアザク風デザインのASUS「TUF GAMING B550M (WI-FI) ZAKU II EDITION」(2/2)

文● 石川ひさよし 編集● AMD HEROES編集部

最新高速インターフェースも搭載
オーディオ回路も抜かりなし

インターフェースも、2020年発売のAMD B550チップセット搭載モデルがベースなので、最新世代のものを搭載している。

バックパネルは端子も充実。2.5GbEの高速ネットワークやUSB 3.2 Gen 2 Type-Cも搭載

ネットワークは有線が2.5GbE(Realtek RTL8125B)、無線がWi-Fi 6(Intel Wi-Fi 6 AX200)。今現在は1GbE、Wi-Fi 5という方が多いと思われるが、転送速度の規格がそのワンランク上であるため、将来への備えになる。2.5GbE対応スイッチングハブやWi-Fi 6対応ルーターなどは徐々に身近な価格になってきているので、これからを見越しておくにはいい選択といえる。

有線LANはRealtek RTL8125B

USBは10GbpsのUSB 3.2 Gen 2 Type-A/Type-Cをバックパネルに搭載する。フロント側は5GbpsのUSB 3.2 Gen 1 Type-A。バックパネルには計8ポートのUSB端子があり、キーボードやマウス用のPS/2端子も搭載。HDMIやDisplayPortも搭載しているので、APUを組み合わせることも可能だ。

オーディオはコーデックチップ搭載部分にシールドカバーを装着した状態で、内部に搭載されているのはRealtek「ALC S1200A」とされる。その横のコンデンサはニチコン製。コンデンサの数は少ないものの、昨今のオンボードオーディオの王道といった印象だ。

オーディオ回路はRealtek ALC S1200Aにニチコン製コンデンサ

LED用のヘッダーは基板右下部分に搭載しており、当然Aura Sync対応だ。LEDヘッダーはATXモデルと比べると1つ少ない計3基。Aura RGB LEDヘッダー×2、アドレサブルGen 2 LEDヘッダー×1となっている。

LED用ヘッダーは計3基

希少なコレクションアイテムでありながら
実用的なゲーミングマザー

TUF GAMING B550M (WI-FI) ZAKU II EDITIONはコラボ商品なので、そこに価値を見いだす方向けだ。ベースとなるTUF GAMING B550M-PLUS (WI-FI)が、現在は1万9000円前後という価格になっているため、本製品は4000円ほど高い。ただし、それは版権だ。各所に機動戦士ガンダム、ジオン、そしてシャア専用ザクIIらしさを加えており、コレクションアイテムとしては十分だろう。

こうしたコラボマザーボード自体、あまり多くはない。次にいつこのようなコラボ製品が出るとも限らないので、今組みたい方はもちろん、当面の計画はなくともグッときた方も、まずはとりあえず押さえておくべき製品だろう。

ちなみに、この製品でガッツリとゲーミングPCを組みたいという方は、赤いPCケースを組み合わせたいところだが、まさにそうした方向けに、ASUSから「TUF Gaming GT301 ZAKU II EDITION」が登場している。水冷CPUクーラーでも「TUF GAMING LC 240 RGB ZAKU II EDITION」があり、これらZAKU II EDITIONを組み合わせることでザク IIコンセプトのPCが完成する。

また、ディスプレーやルーターなど、ASUSが取り扱うほかの周辺機器にもZAKU II EDITIONが用意されているので、それらと組み合わせればPC環境全体がガンダムワールドに染まるというわけだ。ガンダムファンの方は、シリーズのほかの製品もぜひチェックしてみてほしい。


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