Ryzen搭載機はクリエイティブ用途や配信者にも人気
編集部 ゲーマー以外、クリエイティブ用途の人などで、Ryzen&Radeon搭載機を選ばれる人は増えていたりするんでしょうか。
鈴木 Ryzen 3000シリーズの時に、Adobeのアプリへの影響を懸念して購入していなかった人たちが、Ryzen 5000シリーズになってRyzen選んでも安心という認知が広がり、購入する人が増えてきています。
編集部 昨年からRadeonもAdobeのアプリで最適化され、大容量のVRAMを活かせるので、Ryzen&Radeonの選択肢も魅力的になってきていますね。
鈴木 あと、配信系の方はCPUのコア数を求める人が多いので、Ryzen搭載PCを選ばれる方が多いです。
編集部 配信向けのPCと言うと、御社だとAverMedia推奨PCがRyzen搭載でしたが、そちらの売り上げは良かったのでしょうか?
鈴木 競合がない製品ですからね。爆発的にとまでは申しませんが、今も売れてない週がないほどに出ています。ちゃんと検証した製品という安心感で選ばれていますね。一時期在庫がなくなり、販売していなかったのですが、今は販売を再開しています。
Gen4 M.2が2つ搭載できることでX570を選ぶ人もいる
編集部 CPUとビデオカードについてはお聞きしましたが、チップセットはX570とB550では、どちらの方が希望が多いなどはありますでしょうか?
鈴木 BTOでは、ASRockのSteel Legendを扱っているのですが、B550よりもX570の方が人気は高いですね。お客様の中には、2枚Gen4のM.2 SSDが使えるため、という方がいらっしゃるようです。
2枚Gen4が競合のインテル第11世代Coreプロセッサー対応のチップセットマザーボードでもできないので、動画編集などでシステムドライブと作業用ストレージを分けて使いたいという人は、X570のマザーボードを選ばれるようです。
編集部 なるほど、それは納得できる話ですね。
鈴木 弊社はPCのパーツを増設するくらいで、大幅に入れ替えたりしなければ保証が利用できます。弊社のBTOメニューでは、2枚目のM.2のスロットにSSDを選択できないのですが、お客様の方で追加増設しても保証が使えるので安心、ということで選ばれているのかもしれません。
編集部 今年は6月にオンラインでインディーズのゲームイベント「BitSummit」が開催されますが、御社はここ数年BitSummit推奨PCとしてASRockの小型ベアボーンをベースとしたRyzen APUを備えた小型PCを発売されていました。そうしたAPU搭載の小型PCまたはスリムPCで、これはヒットしたという製品は何かありますか?
鈴木 BitSummit推奨PCは売れてましたね。マインクラフトやSteamの2Dゲームといったライトなゲームをプレイするんだけれど、インテルCPUの内蔵GPUでは心配という方がRyzen 4000G搭載PCを選ばれるのは見たことがあります。
TSUKUMOではAMD純正のWraith PrismがBTOメニューで選べる!
編集部 たとえば、御社でRyzen搭載PCを選ぶことによるメリットなどは何かありますか?
鈴木 弊社のRyzen 5000シリーズ搭載BTO PCのBTOメニューでは、CPUクーラーでWraith Prismが選択できるのでオススメです。
編集部 AMDに今後さらに期待したいことは何かありますか?
鈴木 Ryzen 5000シリーズで、ゲームに強いという認識が広まったので、ゲームに強いRyzenであり続けて欲しいですね。Radeon 6000シリーズはアッパーよりなので、GeForce GTX 1650などに対抗できるRadeon 6000シリーズを見てみたいですね。
編集部 確かにゲームの優位性は魅力的ですよね。本日はありがとうございました。