AMD HEROES

twitter
facebook
line

【AMDチップセットマザーボードレビュー第38回】

Mini-ITXで2.5Gb LANなど最新I/Fも備え、実用的なコストバランスを実現! BIOSTAR「B550T-SILVER」(2/2)

石川ひさよし 編集● AMD HEROES編集部

インターフェースは最新規格に対応
USB 3.2 Gen 2 Type-Cや2.5GbEに対応

バックパネルも比較的シンプルだが、最新規格に対応しているところは心強い。USB 3.2 Gen 2 Type-Cを備え、有線LANも2.5GbEに対応している。コスト重視モデルだとUSB Type-Cが3.2 Gen 1だったり有線LANが1GbEだったりすることもあるが、本製品はどちらも1つ上のグレードだ。いざこれらの規格がスタンダードになった時、すんなり対応できる。

バックパネル。USB 3.2 Gen 2 Type-C、2.5GbEも搭載する。また、映像出力はDisplayPortとHDMI

LANチップはRealtek「RTL8125B」

ただし、フロントUSBに関してはUSB 3.2 Gen 1までの対応だ。とはいえ、小型PCケースに組み込むならば、背面ポートへのアクセスはそれほど苦ではないだろう。

フロントUSBはUSB 3.2 Gen 1止まり

また、便利なのがCPUソケット付近に設けられたDebug LEDだ。DRAM、CPU、VGA、BOOTの4段階でLEDが点灯し、PCが起動しないような場合でも問題箇所の特定ができる。

自作PC上級者なら、パーツを取っ替え引っ替えすることで問題箇所を特定していくこともできるが、Mini-ITXは小さいので地味にパーツ交換に手間取るのだ。そんな実装面積が小さな製品でこの機能が搭載されているのは非常に助かる。

Debug LEDを搭載しているため、PC不調時に原因追求の助けになる

なお、本体自体にはLEDは非搭載だが、LEDヘッダーは12V用と5V用が各1基ずつの2基搭載している。ハデな演出を好む方はこのLEDハブが必要になるかもしれない。LED制御はUEFI BIOSまたは統合ユーティリティーである「RACING GT EVO Utility」内の「Vivid Led DJ」から行なえる。

後付LED用のヘッダーが2つある

UEFI上のLED制御インターフェース。UEFI上でF7キーを押し、Advancedモードに切り換え後、F6キーで起動する

Windows上の「RACING GT EVO Utility」ユーティリティ内のLED制御インターフェース

BIOSTARのUEFI画面はEZモードがわかりやすく作り込まれている

オーディオはコーデックがRealtek「ALC897」。バックパネルのジャックも3つでS/PDIFなしと、やや簡素な印象だ。コンデンサは2つのみだが日本ケミコン製を採用している。

コーデックチップはRealtek「ALC897」

日本ケミコン製のオーディオ用コンデンサ

実際の利用を想定すると機能不足感はなし
最新インターフェースも備えた中堅モデル

低価格がウリのBIOSTARだが、本製品は価格を抑えるためにがっつり機能を省くというようなモデルではない。むしろ最新のUSB&LANを搭載しているので、実用レベルでよく考えられた、バランスのいいメインストリーム向けモデルといった印象だ。

ストレージなどはスロット数、ポート数がやや少ないところがハイエンドユーザーには物足りないかもしれない。しかしメインストリームユーザーやエントリーユーザーには必要十分ではないだろうか。

特に組み合わせるのがMini-ITXケースとなれば、2.5/3.5インチシャドーベイが少ないのでSerial ATAポート不足はめったに起きないだろう。小さなPCケースに機能を詰め込めば詰め込むほど熱対策は難しくなるため、B550T-SILVERのちょうどよさが安定したPCを組む助けになるかもしれない。


関連サイト

この記事もおすすめ

PAGE TOP