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マルチスレッド性能が高く、独自ボタンも備えた
サイズ感のちょうど良いゲーム機型ポータブルPC
「AYA NEO」は前述したGPD TechnologyとONE-NETBOOK Technologyの製品ではなく、新興メーカーによる初のモデル。今年3月にクラウドファンディングサイトのIndiegogoでキャンペーン(現在は既に終了している)が開始され、2500を超える出資者、そして、2億5000万円を超える出資金を集めるほどの人気となった。
既にできている日本語の製品ページでは、9月発売となっているが価格は未公開。実店舗での販売も予定されているようだが、関係者によると価格はおそらく税込み11万円前後になりそうとのこと(あくまで執筆現在の予定)。GPD WIN 3は12万9800円からとなっているので、AYA NEOの方がお手頃価格で入手できそうだ。
人気の鍵となっているのは、AMDのモバイル用APU「Ryzen 5 4500U」を搭載していることだろう。このAPUは6コア/6スレッドとなるもので、スレッド数こそGPD WIN 3などに採用されているインテル「Core i7-1165G7」の4コア/8スレッドよりもスレッド数で劣るものの、実コア数で上回るため、マルチスレッド性能で有利となる。
また、内蔵GPUの性能も高めで、軽めの3Dゲームであれば高画質のままストレスなく遊べる実力があるため、こういったゲーム機型ポータブルPCにピッタリなものとなっているのだ。
これ以外にも、標準で16GBのメモリーのほか、512GB/1TBのSSD、Wi-Fi 6搭載など、妥協のない高スペックとなっている。ディスプレーは1280×800ドットと、13インチ以上の一般的な最新のノートPCと比べると解像度は低いが、このサイズだとより高解像度になっても文字が小さくなり見づらいだけなので妥当なところだ。
「AYA NEO」の主なスペック | |
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ディスプレー | 7インチ(1280×800ドット、H-IPS、NTSC 76%) |
CPU | AMD「Ryzen 5 4500U」(6コア/6スレッド、2.3~4.0GHz) |
内蔵GPU | AMD Radeon Graphics(6コア、1500MHz) |
メモリー | 16GB(LPDDR4-4266) |
ストレージ | 512GBまたは1TB(M.2、SATA3) |
通信機能 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.0 |
インターフェース | USB 3.2 Gen 2 Type-C×3、3.5mmヘッドフォンジャック |
サイズ/重量 | 255(W)×20(D)×106(H)mm/約650g |
OS | Windows 10 Home |