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計6種類のパワーアップアイテムを活用すれば
「パワーレースモード」での連戦連勝も夢ではない
Skydrift Infinityの操作方法はシンプル。基本は左レバーで上下左右を操作し、「RT」ボタンで加速、「LT」ボタンで減速する。そして急旋回する際には右レバーを左レバーと同じ方向に倒すという操作体系だ。利用するレバー、ボタンは少ないので、純粋に機体を操る喜びを堪能できる。
抜きつ抜かれつのゲーム展開を盛り上げるために導入されているのが、レースゲーム定番の「パワーアップアイテム」。本作には「ミサイル」、「機関砲」、「シールド」、「リペア(HPの回復)」、「ショックウェイブ(周囲の敵にダメージを与えつつ減速させる)」、「機雷」など計6種類のパワーアップアイテムが用意されている。
パワーアップアイテムはコース上に浮かんでいるので、そこを通過すればゲット可能だ。パワーアップアイテムを入手したら「X」ボタンで使用可能。基本的には温存しつつ、ここぞというタイミングで使用しよう。
パワーアップアイテムは2種類までキープでき、「Y」ボタンでどちらを利用するか選べる。また「B」ボタンを押すと、パワーアップアイテムをブーストに変換可能だ。どのパワーアップアイテムも同じ種類をふたつ揃えれば、レベル2にアップグレードできる。レベル2はより効果が強力になり、変換時のブースト獲得量も増える。
なお、パワーアップアイテムが出ないイベントもある。その場合は、純粋に操縦テクニックだけが試されるわけだ。とは言えイベントを決められた回数クリアしなければ、つぎのステージには進めない。ゲームをクリアするためには、操縦テクニックと、パワーアップアイテムの使いこなしの両方をマスターしなければならないわけだ。
シビアなコースを切り抜けたとき
ライバル機を撃墜したときの爽快感は抜群
Skydrift Infinityを実際にプレイしてみた感想は、とにかくコースがシビアというもの。両レバーを倒して旋回しなければクリアできない洞窟などもあるので、スリリングな飛行体験を楽しめる。特に「スピードレースモード」ではどんどん機体が加速し、なおかつ通過しなければならないリングが厳し目の位置に配置されているので、前もって大回りで侵入するなどのコース取りが重要となる。
一方、「パワーレースモード」については、パワーアップアイテムの選択がうまくハマると非常に気持ちいい。特に先行する複数の機体をミサイル、機関砲で撃墜したときは気分爽快だ。ちょっと残念だったのはオンライン対戦が試せなかったこと。今回何度か選んでみたが、なぜかオンライン対戦に参加できなかった。発売されたばかりのタイトルということで、プレイヤー人口が少ないのかもしれない。
とはいえローカルエリアネットワークでの対戦モードも用意されており、PCを複数台用意すれば同じ部屋でレースを楽しめる。つぎの章でフレームレートを計測しているが、比較的低スペックのマシンでも快適に動作するようだ。そのため、AYA NEOなどコントローラーを備えたゲーム機型の小型PC(UMPC)を使って手元で遊ぶのにもってこいのタイトルと言える。
「Ryzen 7 PRO 4750G」環境での快適度は?
最後に「Skydrift Infinity」がAMDのプラットフォームでどのぐらい快適に動作するのかチェックしてみよう。今回のテストに用意したCPUは「Ryzen 7 PRO 4750G」(8コア16スレッド)だ。
グラフィックはフレームレートを無制限に設定して、フルHD(1920×1080ドット)、WQHD(2560×1440ドット)、4K(3840×2160ドット)解像度のそれぞれで平均、最小、最大フレームレートを「MSI Afterburner」で計測した。
今回は8コア16スレッドCPUの「Ryzen 7 PRO 4750G」のみで、グラフィックスカードは搭載していないが、フルHD、WQHD、4K解像度のいずれでもわずかな差に留まっている。フレームレート設定が無制限でも最大フレームレートが60fpsに制限されているので、解像度による差が表われなかったわけだ。
いずれにしても「Ryzen 7 PRO 4750G」であれば内蔵グラフィックス機能のみで、「Skydrift Infinity」を快適にプレイできることは間違いない。
【ゲーム情報】
タイトル:Skydrift Infinity
ジャンル:アクション、レーシング、シミュレーション
発売元:THQ Nordic
プラットフォーム:Windows PC/PlayStation 4/PlayStation 5/Nintendo Switch/Xbox One/Xbox Series X|S
発売日:発売中(2021年7月29日)
プレイ人数:1人
CERO:A
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