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AMD Ryzen環境はWindows 11と10で性能が変わらない!定番ベンチやゲームでガッツリ確認してみた(3/3)

描画性能を計測する定番ベンチマークの結果はほぼ誤差範囲

定番ベンチマークの「3DMark」と「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」に、実ゲームタイトルの「レインボーシックス シージ」、「フォートナイト」、「アサシン クリード ヴァルハラ」、「ファークライ6」を使ってみていこう。

「3DMark」は、APIにDirectX 12を使った「Time Spy」と、まだまだ採用しているゲームタイトルが多いDirectX 11ベースの「Fire Strike」を使用し、それぞれのテストプリセットを実行している。

「3DMark」の総合スコア

3DMarkの総合スコアは、ほぼ誤差範囲の差のみで、キレイに横並びとなっている。ただし、各ベンチのGraphics test1/2のフレームレートは、全体的にWindows 11の方がわずかだが高い傾向にあったので、ドライバの熟成が進むことで差が広がる可能性もある。

「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」のスコア

「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」の平均フレームレート

「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」も、解像度を変えてもスコアとフレームレートの差は、やはり誤差範囲。Windows 11に変えても特に動作に問題はなさそうだ。

実ゲームのフレームレートの差は誤差範囲
Windows 11でなんら問題なく快適にプレイできる!

最後は軽量なeスポーツタイトル「レインボーシックス シージ」、根強い人気の「フォートナイト」、定番アクションゲームの「アサシン クリード ヴァルハラ」、AMDイチオシの最新タイトル「ファークライ6」のフレームレートをチェック。

解像度はフルHD(1920×1080ドット)、WQHD(2560×1440ドット)、4K(3840×2160ドット)の3種類で実行。画質は「レインボーシックス シージ」が、APIにVulkanを選択し、プリセット「最高」、スケーリングを100%に設定。「フォートナイト」、「アサシン クリード ヴァルハラ」、「ファークライ6」も、同じく「最高」を選んでいる。なお、「ファークライ6」はリアルタイムレイトレーシング(DXR)を有効にした状態のフレームレートもチェックしている。

「フォートナイト」はリプレイデータを使ってゲームプレイ60秒間のフレームレートを「CapFrameX」で記録しているが、そのほかは、ゲーム内蔵ベンチマークを利用している。Avg(平均)と、Min(最小)またはMin1%(1パーセンタイル点)をグラフ化している。

各種ベンチマークの結果から実ゲームに関しても十分予想できたが、4タイトルのフレームレートの差は3~5fpsとどれも誤差範囲で、Windows 10とWindows 11の違いの影響は、ほとんど見られない。ファークライ6の結果から分かるとおり、DXRのような機能を使ったとしてもその傾向は変わらなかった。

AMD Ryzen環境でもWindows 11は快適に動作!
今後のアップデートでさらなる性能向上にも期待

Windows 11は従来のOS同様に、その操作に多少慣れが必要になってくるが、修正パッチと最新チップセットドライバーを導入すればWindows 10と同じパフォーマンスを発揮する。ゲームに関しては、まったく変わらないパフォーマンスで、クリエイティブ用途のアプリケーションの動作は、ややWindows 10よりも高いスコアが出る傾向にあり、今後のドライバの成熟次第では、さらなる性能向上も期待できそうだ。

AMD Ryzen環境では性能が落ちるという、Windows 11リリース初期の情報を見て、Windows 11へのアップデートや、Windows 11搭載のRyzen搭載PCの購入を見送っていた人も、今後はOSを気にする必要はなさそうだ。

特にBTO PCに関しては、Windows 11搭載済の今後の出荷分は、最新バージョンにアップデートされている可能性が高いので、自分でアップデートしたり、バージョンを確認する自信がない場合は、事前にサポートに確認してから購入すると安心だ。

Windows 11でもAMDのGPU向けソフトウェア「Radeon Software」も、オーバークロックソフトウェア「Ryzen Master」も問題なく動作。自作ユーザーは、冬の長期休みにでもクリーンインストールして、心機一転最新OSのキレイな状態で、PCライフを楽しんではいかがだろうか。

AMD Ryzen MasterとAMD Radeon Softwareも動作


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