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【注目Radeonピックアップ!第50回】

3万円台の高コスパ! フルHDで高駆動ゲーミングも快適なASRock「Radeon RX 6500 XT Phantom Gaming D 4GB OC」を狙え!(2/2)

フルHD&高駆動ゲーミングも狙える性能

ここからは、RX6500XT PGD 4GOのゲーミングテストに移っていこう。テストにはAMD Ryzen 9 5900Xなどで構成した環境を使用し、グラフィックスドライバーには、テスト時の最新バージョンとなる「Radeon Software Adrenalin 22.2.1」を使っている。テスト環境の詳細は下記表のとおりだ。

テスト環境 スペック
CPU AMD「Ryzen 9 5900X」(12コア/24スレッド、最大4.8GHz)
CPUクーラー ARCTIC「Liquid Freezer II 360 Rev.4」(360mmラジエーター)
マザーボード MSI「MEG X570 UNIFY」(AMD X570、ATX、BIOS Ver 7C35vAA)
メモリー CFD「DDR4-3600 16GB×2 W4U3200BMS-16G」(DDR4-3200 16GB×2)
ビデオカード ASRock「Radeon RX 6500 XT Phantom Gaming D 4GB OC」(Radeon RX 6500 XT、GDDR6 4GB)
SSD Western Digital「WD_Black SN850 NVMe 2TB WDS200T1X0E-00AFY0」(PCIe 4.0 NVMe 2TB)
電源ユニット SUPER FLOWER「LEADEX PLATINUM SE 1000W」(80PLUS PLATINUM、1000W)
OS Windows 11 Pro

ゲームタイトルを使ったテストに進む前に、定番ベンチマークツール「3DMark」(Version 2.22.7336)で基本性能を見ていこう。

まずは、DirectX 11をベースにした「Fire Strike」でチェック。テスト解像度が1920×1080ドット(フルHD)となるFire Strike無印テストで検証したところ、総合、グラフィックススコアともに1万スコアを超えていた。テスト中のフレームレートは「Graphics test 1」で72.62fps、より高負荷な「Graphics test 2」では58.55fpsと、フルHDゲーミングを十分に楽しめる結果となった。

テスト解像度が2560×1440ドット(WQHD)、3840×2160ドット(4K)となる「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」も試してみたが、スコアとフレームレートはガクッと落ちてしまった。テスト解像度がWQHDとなる「Time Spy」も同様の傾向になっているので、フルHD解像度でのプレイがボーダーラインとなるだろう。

続いて実際のゲームタイトルではどうなのか見ていこう。まずは、60fpsを維持できれば十分快適にプレイできるといえる「バイオハザード ヴィレッジ」を、フルHD解像度でプレイしてみた。

レイトレーシングを除いた最高品質の「限界突破」をベースに、RX6500XT PGD 4GOのグラフィックスメモリー容量に合わせて検証を行なった。テクスチャー品質を「高:2GB」に変更したほか、「画面品質重視」「バランス重視」も選択し、ゲームに登場する村を一定ルートで移動した際のフレームレートを「CapFrameX」(Version 1.6.6)で測定した。ここでは、60秒間の平均フレームレート(avg)と、計測値全体の1%にあたる1パーセンタイル点(min1%)をまとめている。

最高画質となる限界突破では、平均フレームレートは57.8fpsだが、min1%は34.7fpsと厳しめのフレームレートになっている。一方、画面品質重視やバランス重視では、平均フレームレートは60fpsを大きく超える80fpsに達している。画面品質重視では、min1%が60fpsを切っているが、RX6500XT PGD 4GOでプレイするぶんには問題ないだろう。

2本目のゲームタイトルは、「レインボーシックス エクストラクション」だ。「レインボーシックス シージ」と比べてかなり負荷が増えている。検証では、プリセットの総合品質で「最高」「超高」「高」「中」を選択。レインボーシックス エクストラクションでは、ターゲットフレームレートに合わせて解像度を自動で調節する「ダイナミック解像度」を選べるが、テストでは「固定50%」に設定している。フレームレートはゲーム内蔵ベンチマーク機能で測定しており、平均(avg)と最小(min)をまとめた。

テスト時の解像度は1920×1080ドット、解像度品質は固定50%で統一している

計測結果は以下の通りとなっている。144fps張り付きプレイを目指す必要はないが、総合品質の中ベースなら、ゲーミング液晶ディスプレーと組み合わせてのプレイが狙えるだろう。

グッと軽くなるが、ついでにレインボーシックス シージの結果もみてみよう。総合品質は「最高」「超高」「高」「中」(「レンダリングのスケーリング」は50に設定)を選択し、ゲーム内蔵ベンチマーク機能で測定してみた。

ライトなゲームだけあって、最高でも平均フレームレートは130fpsを記録。さらに高や中なら、最小フレームレートでも144fpsオーバーなので、144Hzゲーミング液晶の性能を十二分に引き出してのプレイが楽しめそうだ。

続いては、いまゲーミングPCの購入目的の筆頭にあげられる「Apex Legends(エーペックスレジェンズ)」を試していこう。

画質は、「最高」に加えて、各種項目を「低」や「オフ」にしたフレームレート優先設定で試している。フレームレートの測定はCapFrameX(Version 1.6.6)を利用し、ゲーム内の「射撃訓練場」を一定ルート移動した際の記録をしている。60秒間の平均フレームレート(avg)と、計測値全体の1%にあたる1パーセンタイル点(min1%)をまとめた。なお、測定はテスト時期の関係上、シーズン12のアップデート前に行なっている。

eスポーツ大会を意識したフレームレート優先の設定でも計測している

結果、最高でも平均フレームレートは106fpsで、画質を調節したフレームレート優先は平均164.3fpsまで伸ばしている。min1%は123.2fpsになったが、Apex Legendsも十分楽しめることがわかる。

5本目のタイトルは、PC版がようやく登場した「モンスターハンターライズ」だ。PC版は高精細な4K解像度やウルトラワイドに対応したほか、60fpsオーバーでのプレイも可能だ。ここでは最高画質となる「高」と1段下げた「中」を選択し、巨大な岩石で構成された鳥居や川などがある「大社跡」を一定ルートで移動した際のフレームレートをCapFrameX(Version 1.6.6)で測定している。

結果は最高品質となる高では、平均は126.5fps、min1%は107.8fpsとなっている。現実的にはゲームを進めていくと、フレームレートが大きく低下するシーンも出てくると思われるが、最高品質でこのフレームレートなら、多少画質を落とすことで快適なプレイが可能になるだろう。

最後は「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」の結果をチェックしていこう。「最高品質」「高品質(デスクトップPC)」「標準品質(デスクトップPC)」に設定してベンチマークを実行し、スコアと平均フレームレートをまとめている。

「非常に快適」の指標となる1万5000スコアオーバーは、「標準品質(デスクトップPC)」まで落とす必要があったが、平均フレームレートは「最高品質」でも85.89fpsを記録している。なお、1万5000というスコアは、最大24人で挑むアライアンスレイドを含めた指標になる。これからファイナルファンタジーXIVをはじめるなら、快適に冒険を提供するRX6500XT PGD 4GOでキマリだ。

3万3000円前後とお買い得
PCゲーム入門に最適なRX6500XT PGD 4GO

RX6500XT PGD 4GOは、ゲームタイトル次第では画質を下げる必要があるが、フルHD解像度のゲーミング液晶ディスプレーと組み合わせることで多くのゲームが楽しめる。

デュアルファンで長時間ゲーミングも不安なしのRadeon RX 6500 XT Phantom Gaming D 4GB OC

RX6500XT PGD 4GOの価格は3万3000円前後なので、コストを抑えたパーツを組み合わせれば、12万円台でゲーミングPCを自作できる。そんな低コストゲーミングPCはもちろん、話題のゲームをプレイしたいといった人に最適な選択肢のひとつになるだろう。


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