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画質設定次第ならモンハンライズも60fps以上と快適!Ryzen搭載ゲーム機型小型PCの最新機器の性能大検証(1/4)

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

 ゲーム機型の小型PC(UMPC)のラインアップが、どんどん増えている。2015年に発表され複数のクラウドファンディングサイトによる出資を経てリリースされた「GPD WIN」は、CPUにAtom X7-Z8750(後の後継機はAtom X7-Z8700)を採用して登場。その後、バージョンアップを繰り返した。

 その間にOne-Netbook社と、AYA NEO社がコントローラーを付属したゲーム機型のUMPC市場に参入。特に後発のAYA NEO社はマルチスレッド性能に定評のあるAMD Ryzenプロセッサーのみを採用し、非常に短いスパンで新製品を投入して話題になっている。

 では、実際にAMD Ryzen搭載の現行機は、どの程度のスペックを有するのか。どちらもモバイル向けプロセッサー、AMD「Ryzen 7 5800U」(8コア/16スレッド、最大4.4GHz)を搭載するAYA NEO社の「AYANEO NEXT」と、One-Netbook社「ONEXPLAYER mini Ryzen版」(以下、ONEXPLAYER mini)をお借りする機会を得たので、その性能をチェックしてみた。

 ただし、AYANEO NEXTについては、現状公式サイトで購入できる製品は、AMD「Ryzen 7 5825U」(8コア/16スレッド、最大4.5GHz)の製品になり、今回お借りしたのは「AYANEO NEXT Advance」になる。そのため、「Ryzen 7 5825U」版よりは若干性能が落ちるが、「ONEXPLAYER mini」とCPUが同じ場合に筐体の違いでどれぐらいの差になるのか、という参考値として考えて欲しい。

主なスペック
機種名 AYANEO NEXT ONEXPLAYER mini Ryzen版
液晶ディスプレー 7型(1280×800ドット) 7型(1920×1080ドット)
CPU Ryzen 7 5800U(8コア/16スレッド、最大4.4GHz)
内蔵GPU AMD Radeon Vega 8(2000MHz)
メモリー 16GB(LPDDR4X-4266)
ストレージ 1TB SSD 最大2TB(選択可能)
インターフェース USB 3.2 Gen 2 Type-C×2、3.5mmイヤホンジャック USB 3.2 Rype-C×2、USB 3.0 Type-A、3.5mmイヤホンジャック
通信機能 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0
サイズ/重量 267(W)×30(D)×112(H)mm/720g 262(W)×35(D)×107(H)mm/619g
OS Microsoft「Windows 10 Home」 Microsoft「Windows 11」

 今回の両製品は、CPUとメモリー容量&クロックは同じで、液晶ディスプレーのサイズも同じだが、解像度はONEXPLAYER miniの方がフルHD(1920×1080ドット)対応と高密度。Wi-Fi通信の速度も同じだが、Bluetoothの規格はAYANEO NEXTの方がやや最新の5.2に対応する。

 Bluetooth 5.2は、ブロードキャストで複数デバイスに音声を送信できるほか、ハイレゾ音源にも対応している新コーデックLC3により、低消費電力で高品質な音声データが送信できる「LE Audio」に対応する。そのため、「LE Audio」対応の次世代イヤホンが使えるというのが優位点になる。

 サイズは公式のデータでは横に10mm、縦に5mmほどAYANEO NEXTの方が大きいが、それほど大きな差はない。幅は出っ張っているところが大きいだけで、実はONEXPLAYER miniの方がところどころ薄い(最小23mmとしている)。重量も100gほどONEXPLAYER miniの方が軽く、実際に見た目以上にAYANEO NEXTの方が少しだけずっしりとした重みがある。

左はAYANEO NEXT、右がONEXPLAYER mini

 パネルはどちらもIPSとしているが、AYANEO NEXTの方は輝度が550nitで、色彩がNTSCカバー率76%としている、ONEXPLAYER miniのディスプレーの詳細は非公開だが、AYANEO NEXTの方がより明るく、色彩も若干豊かだ。あいにくと検証期間中は曇りが多かったため、太陽光下での視認テストは実施していないが、外出先での視認性という面ではAYANEO NEXTの方に軍配が上がりそうだ。

写真だと少し分かり辛いが、左のAYANEO NEXTの方が最大輝度でONEXPLAYER miniよりも明るく、若干色彩豊かで映像としてはキレイなものだった

 一方で、インターフェースは、AYANEO NEXTがUSB Type-C×2のみに対して、ONEXPLAYER miniはUSB Type-Aも1ポート備えている。そのため、一般的なType-AのUSBメモリーやマウスを挿して使う利便性はONEXPLAYER miniの方が高い。

AYANEO NEXTの上部。USB Type-Cと3.5mmイヤホンジャックのほか、電源ボタンと音声調整ボタンが備わっている


AYANEO NEXTの下部。USB Type-Cのほか、デュアルスピーカーが搭載されている


ONEXPLAYER miniの上部。USB Type-CとUSB Type-Aのほか、3.5mmイヤホンジャックに音声調整ボタン、電源ボタンが備わっている。USB Type-Aがある以外はAYANEO NEXTと同じ


ONEXPLAYER miniの下部。USB Type-Cが1基あるのみ

 今回自宅で使っているGIGABYTEの28型ディスプレー「M28U」にUSB Type-Cで接続してKVM機能で操作することがあったが、AYANEO NEXTは上下どちらのUSB Type-CでもUSB Type-C出力が安定してできていたところ、ONEXPLAYER miniでは上部側のUSB Type-CでのみUSBハブ機能が動作した。

 公表はされていないが、ONEXPLAYER miniの下部側のUSB Type-Cに関しては10Gbps対応ではないなどの違いがあるのかもしれない。この点はファームウェアのアップデートで解消される可能性もあるので、参考までに。

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