HDMI 2.1&FreeSync対応のオススメディスプレー
今回オススメとしてピックアップしたディスプレーは、サイズ違いで3種類。いずれも次世代ゲーム機でも使えるHDMI 2.1端子を備えるモデルだ。もちろん、いずれもFreeSyncとHDRにも対応する。自宅のスペースや、使い方によって購入を検討してみるとイイだろう。

今回の検証は、CPUがAMD「Ryzen 5 5600X」(6コア/12スレッド)、マザーボードがMSI「MAG B550 TOMAHAWK」(B550)、ビデオカードがASRock「Radeon RX 6750 XT Phantom Gaming D 12GB OC RX6750XT PGD 12GO」(Radeon RX 6750 XT)で実施した
最大5つ使える!豊富な映像入力が魅力

ASUS「TUF Gaming VG28UQL1A」
「TUF Gaming VG28UQL1A」の主なスペック | |
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パネル | 28型IPS(ノングレア) |
解像度 (アスペクト比) |
3840×2160ドット(16:9) |
同期技術 | AMD FreeSync Premium Pro、NVIDIA G-SYNC |
HDR | DisplayHDR 400 |
広色域対応 | DCI-P3カバー率 90% |
表示色 | 約10億7370万色 |
輝度 | 450cd/㎡ |
コントラスト比 | 1000:1 |
視野角 | 178度(水平)/178度(垂直) |
リフレッシュレート | 最大144Hz |
応答速度 | 1ms(GTG) |
インターフェース | HDMI 2.1×2、HDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4、USB 3.0×2、3.5mmステレオミニジャック |
スピーカー | 2W×2 |
チルト | +20~-5度 |
高さ調節 | 上下120mm |
スイーベル | 右15度、左15度 |
ピボット | 右回り90度、左回り90度 |
サイズ(スタンドを含む)/重量 | 639.5(W)×213.8(D)×539.8(H)mm/約6.98kg |
実売価格 | 9万2500円前後 |

HDMIを合計4つ(うち、2つはHDMI2.1)に加え、さらにDisplayPortまで装備。PCやゲーム機など、多数接続できるのが強みだ
144Hzの高リフレッシュレートに対応した、28型のゲーミングディスプレー。AMDのFreeSync Premium Proはもちろんのこと、NVIDIA G-SYNC compatibleにも対応し、同じ性能を有するゲーミングディスプレーとしては10万円以下とコスパにも優れた頼りになる1台となっている。
液晶パネルは視野角の広いIPS。また、4つのHDMIのうち2つはHDMI 2.1に対応しており、ゲーム専用機の120Hz表示が可能だ。120Hz表示が必要ない機器……例えば、アマゾンのFire TV Stickなどを接続するのであれば、HDMI 2.0のポートを活用するといいだろう。切り替え機を使うことなく、多数の機器を接続して使えるというのが強みだ。
設定メニュー操作はスティックとボタンで行えるほか、専用アプリ「ASUS DisplayWidget Lite」を使えば、Windows上からも可能。画質の変更や細かな設定が素早く行えるだけに、ぜひ活用したい。

メニュー操作はディスプレー右端裏側にあるスティックとボタンで行う。指先の感覚で区別がつくため、のぞき込まなくても操作可能だ

シーンに合わせた設定の切り替えや機能のオンオフ、色味/明るさ/コントラストといった細かな調整がアプリで行える
HDRは、DisplayHDR 400に対応。「Marvel’s Spider-Man Remastered」のゲーム画面でHDRの設定を切り替えて比較してみたところ、HDRオフでは潰れ気味だったビル間の描画、コスチュームの布地感が明らかに向上しているのが確認できた。

上がHDRオフ、下がHDRオン。HDRをオンにすると暗い部分の階調がわかるようになり、よりリアルな描画となってくれた